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親の介護の問題にまずすること

親の介護の問題にまずすることは、介護を自宅でするのか、施設に入所という選択をするのかを親子で話し合うことになります。

親の介護については、子供が「親の介護をする」「親の介護はしない」どちらの話も聞くことです。

親の介護をする人は、一家族(親と同居している子)だけでは負担が大きい為、子供達全員が親の介護をしていく方法を知って協力していくことは今後大切になってきます。

 

親の介護はしない方法を選択をした場合、民法877条第一項に「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある。」と法律的には認められない事を知っておいた方がいいようです。

 

よく聞かれる親の介護をした子供が介護に疲れて体調を崩して最後まで面倒を見れなくなり、親子共につらい思いをせざるを得なくなることがあります。

「親の介護でお金がない」「親の介護はお金がかかる」「親に老後資金がなかった」と親の介護をする決断をしても介護に思いのほかお金や労力がいることも囁かれます。

 

老後資金を貯めている親もあれば、老後資金が全くない親も現実にいます。

子育て中の息子娘家族にとって、老後資金がない親の介護は子供世代に大きな負担がかかってきます。

親の介護についてのお話しをさせて頂きます。

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親の介護を今から知っておく事

老後の不安は、年を重ねると誰にも起こってきます。

特に健康を害している親の面倒をみる子供にとって、親に資金がない場合には子供にお金の負担がのしかかってきます。

 

世間でよく耳にすることは、転んで骨折をして数週間の入院や健康を害して通院となるとそれなりにお金もかかってくる事から子供たちの不安も増大してきます。

親の介護でお金がかかることを親子が知って、今から備えておくことはとても大切なことです。

 

両親が元気なうちにいろいろな手続きはある程度しっておくと後々とても楽だったことを、私自身の両親で体験させてもらいました。

 

母は父が亡くなくなると少しづつ心身に変化が起こり始め、母が困らないように多方面に手助けしていましたが、認知症の症状が出てきて自宅に戻れなくなったり、調理をしている状態のまま外出したりと、自宅での介護は危険と限界があることを知らされケアマネージャーや役所やかかりつけ医の相談後、老人ホームに入居するまで多くの関係者の方から状況を聞きながら、家族の近くの老人ホームに入居ができ面会や外出も自由にできたことは、母も安心しておりましたが子供にとってもいい状況でした。

 

親子が親の介護について話し合っている家庭は、揉め事が私の知り合いの中でも少ない事を実感しています。

 

今年81歳を迎える姉は、母の介護の時に体験した事を参考に生前と死後のことまで子供達と共に整理をし始めました。

『断捨離』

世間で言う断捨離をした結果、体調が優れなかった肩や腰やひざの痛みが知らない内に気にならなくなって、今は不自由さを感じなくなり通院もしなくてよくなったようなのです。

 

食事も美味しく感じて以前より健康になった気がすると不思議な体験と言っていました。

いづれ介護される側、介護する側とが誤解がないように納得した形にすることは、親と子供が安心をもたらす事にもなる事も教えられます。

 

身近な知り合いの方達も、姉と同じことをし始めている人が多い事も知るきっかけにもなり、親の死後の金銭や物品等の遺産相続面で揉めることがなく兄弟姉妹が仲良く交流している方々の話を聞いて和やかな形を親が残していったことを知る事となりました。

親の介護で知っておくこと

親の介護には、大きく分けると「在宅介護」と「施設介護」を選択していくことになります。

在宅介護には、リスクやデメリットがある事も知っておかなくてはいけません。

 

親の介護を放棄することは、法律的にできない事も知っておいた上で「親の介護はしない」を選択した結果、兄弟姉妹との縁もなくなったという話もあります。

 

我が家では兄弟姉妹が話し合い子供たちみんなで見ていくことになりましたが、ディサービスを3年程通っていた頃から認知症の症状が出てきて外出先から突然自宅が分からなくなり、運よく近くに住んでいる方が姉の家に連れて来てくれた為、大事に至らずに済んだことやお鍋に火をかけたまま庭を眺めていたり、ご近所の人と話をするなど頻繁になっていったことがきっかけとなり在宅介護から施設介護に変わっていきました。

 

預貯金の管理も母から預かって長男が中心となり子供たちが管理した環境にしていきました。

『母を安心させる』

という思いと、兄が病気になったこともあって不安要素を少しでも取り除くという理由でもありました。

 

親の介護は親の最後の子育て

父が亡くなってお盆を終えた頃から母がすべてに気力が萎えてしまって、何もやる気がおきなくなってしまいました。

健康面では若い時より年を増すごとに元気になっていった母を尊敬していました。

若いころから体が弱かった母にとって食べ物と運動になる家庭菜園は欠かすことがなく、日々を楽しんでいましたが、父が亡くなると食事だけは自分で作っていましたが、庭の手入れや家の掃除や片付けや買い物は私達子供が日を決めて行き、家庭菜園は姉夫婦が担当するようになっていきました。

 

食べ物は、バランスのいい献立の大切さを教えてもらった事から、幼少期から虚弱体質だった私自身も年齢が増すごとに健康になっています。

母は認知症にはなりましたが、96歳で亡くなるまで自分の足で歩き薬を飲むこともなく老衰で亡くなりました。

母が「私、馬鹿になってしまった」と言い始めた頃からいろいろなことを忘れていくようになりました。

以前読んだコラムの中に「認知症は神様からの贈り物」というアメリカの医師が言われていた言葉を目にした時に、死の不安や恐怖を取り除いてくれる神様の深い愛という事も知りました。

 

「親の介護は、親が命がけでする最後の子育て」

とも言われ、

母の最後の教えとなったものは、

「ありがとう」

という言霊の美しさと

子供のような純粋な

「笑顔」

宝石のように

「輝いた目」

濁りの無い清らかな美しさでした。

親の介護を通して家族や親戚や知人友人など人との関わり方や信頼関係を大切にしていくことなど人として一番大切な多くの事を学ばせて頂いたと思っています。

お母さん最後まで教え導いてくれて本当にありがとうございました。

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