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孫のいない人の気持ち

孫のいない人の気持ちをご存知ですか?

「孫のいない老後は寂しい」という方、

「子供の騒がしい声や動作は苦手だから孫がいなくても…」

「孫が来ればお小遣い、食事の世話、お祝い行事やプレゼントなど金銭面の悩みも…」

「束縛されず自由にやりたい事ができる」

という方など孫に対する思いもさまざまです。

 

『孫のいない人』と『孫のいる人』のそれぞれの気持ちを覗いてみましょう。


孫のいる人の「喜び」と「辛さ」

娘や息子に子供が生まれてくると自分の出産の時とは異なる喜びがあります。

我が子を産み、育てている時は

『しっかり育てる』

という親としての深い愛と使命感、そして責任感があります。

 

祖父母にも、もちろん愛情はありますが、親程の深く強い愛と使命感は希薄ではないかと思います。

世間一般によく言われる祖父母の孫への愛は、「無責任な愛」。

「いいかげん」という無責任な愛情とは思いませんが、

「いい加減」の程よさがいい時が多く感じられます。

 

祖父母の愛情も大切ですが、

やはり、

親の愛の深さを孫自身が感じ取ることで、親子の絆は強くなります。

 

孫がいる喜び

祖父母側の孫への対応は、一般的に無責任な愛とも言われがちですが、祖父母にも子供や孫がより良い関係性を構築するお手伝いを担う時もあります。

それは、孫がイヤイヤ期や思春期などの反抗期の時期です。

 

知り合いの方々のお孫さんや娘の孫も両親に言えない事で悩んでいる時には、反抗もなかなか厳しいものがありますが、

そんな時に、

  1. 祖父母の何気ない声掛け
  2. ちょっとした会話
  3. お手伝いの依頼で和む孫

などで、親とは違う関わり合い方によって、自宅に戻った孫が親に対して通常の対応になる事が多々あります。

思春期の反抗はホルモンバランスが崩れる事によって起こるとも言われ、自立心の目覚めと捉えていると見守る事の大切さも理解できるようにもなります。

 

子供や孫の役に立てていれば嬉しく、子や孫の感情が落ち着き和やかな関係になるお手伝いができた時には喜びと幸せな気持ちが残り、更に感謝されることで良好な関係が深まります。

 

子や孫との関係に辛さ

孫がいるからといって、常に喜びや幸せを感じている事ばかりでもない時もあります。

それは、祖父母は何でもしてくれるからと、何でも祖父母が頼まれることから、祖父母側が子や孫から距離を置くためにパート勤務や習い事などに通う話も聞きます。

 

祖父母も若いうちは孫のお世話も楽しみでもありますが、段々と生意気な口を利くようになったり、我が儘になってきたりと成長と共に言動に疲労感が出てくるようにもなります。

 

孫のお誕生日やお祝い行事やお小遣い、ちょっとした手土産などの出費もかさむ話題など、孫の喜ぶ笑顔を見れる反面、諸々の奥深い矛盾(出費で自分の欲しい物が買えない)した思いもあるようです。

 

親子関係が上手くいっていない思春期の孫になると

『暴言』
『無視』
『物にあたる』

をする行為が出るとも言われます。

娘や息子夫婦との関係も、祖父母が孫の教育や躾に対して口を出すことから距離感が広がり互いの気持ちに亀裂も生じ、行き来すらなくなっていく現実が起こります。

 

祖父母が孫の面倒や子供家族への協力は

『当たり前』

と知らず知らずのうちに怖い認識となっていくようになり、互いの家族関係が悪化することも起きます。

 

『自分の子供の子育てだから』と、責任感や使命感の強い祖父母になると接し方に余裕がなくなり息子娘夫婦との意見のすれ違いから疲労感が起こり、息子娘家族との距離ができる事にもなるようです。

 

更に辛い出来事としては、子供家族の協力をしていても、「何もしてもらっていない」という言葉はかなり傷付く言葉として心に残ってしまうようです。

 

孫のいない人の気持ち

孫のいない人にはいろいろな理由があげられます。

  • 子供夫婦に子供が授からない
  • 流産しやすく授からない
  • 子供夫婦が高齢
  • キャリアを優先

祖父母側が孫が欲しくても上記の子供夫婦の理由で孫がいない人もいます。

人はさまざまな状況や価値観を受け入れながら生かされ関わらせてもらっていることを実感させられます。

 

子供や孫が「いる」「いない」に対してもさまざまです。

  • 孫と関わることを楽しみにしている人
  • 小さな子との関わり方が苦手な人
  • 孫のいないことが気にならない人
  • 趣味ややりがいのある仕事を楽しんでいる人
  • 運命を受け入れている人

 

孫のいない方にも、孫が欲しくてもいないことで孫の話題が出るとその場を離れていく人もいれば、孫の話題を楽しそうに溶け込む人もいます。

 

孫のいる人は孫がいない人を気遣って、孫の話題をあえてしない人などさまざまで、気遣いをされる方が多く感じます。

 

中には周囲の状況を気にせずに孫の話をされても

「楽しそう、良かったわね」
「可愛いお孫さんね」
「いろいろ大変なのね」

と、優しく声をかける人が増えているようにも思えるのです。

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孫のいない人への配慮

孫がいない方の多くの人の特徴には、優しく穏やかな人が多いように思います。

以下は、知人が関わらせて頂いている方に多い話ですが、

孫や子供との体験話をにこやかに聞いては、孫や子供とのやり取りの問題や悩みに対して

「そういうこともあるのね」
「おじいちゃんおばあちゃんのおかげね」

と優しく励ましていて、祖母の不平不満がエスカレートした時に、

「幸せなのねぇ~」の言葉に
「え ぇ~」と言って後、
「ホントよね」と

傍で聞いているだけで涙が出ててきたそうです。

スピリチュアルの世界で言われる

『霊格の高い人⁉』

と、つい思ってしまったそうです。

 

孫のいない人にとっては、

  • 孫の話をされることが辛い
  • 孫のいない寂しさを知って欲しい
  • 孫のいる仲間だけで集結、孫のいない仲間だけで集結

など、身近な人と関わる中で出来るだけ相手に対して配慮ある対応が望ましく、思いやる心が周りに行き渡ることで良好な関係が構築されるように思います。

 

孫家族に恵まれていても、誇らしげに話たり、愚痴悪口・不平不満を言うことなく今いる人達の環境を鑑みて周りに合わせた会話ができる事の大切さをしみじみと教えられます。

 

私にも孫がいますが、孫の事を尋ねられない限り、どんなに嬉しい出来事があっても自ら孫の話をすることはありませんし、尋ねられても必要以上に話すこともしないことにしています。

お孫さんのいない方の優しく、温かい配慮ある思いを知るきっかけを頂けたからです。

 

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