子供の反抗は親にとって厳しい経験ですが、子供は親の欠点を教えてくれる大切な存在であることを気付かせてもらっていることが起こります。
親自身、自分に欠点がないと断言できる人はいないと思います。
子供に直して欲しい、やめて欲しいという所が実は親の欠点でもあるということがあります。
孫の姿が親に似ていると祖父母に言われて、愕然としたというお話をさせて頂きます。
子供は親の姿というのは本当なの?
私の娘たちの孫を見ているとやはり、娘夫婦の性格や仕草の長所も短所も似ているかなと思うことがあります。
娘たちは孫の欠点は連れ添いによく似ているといっていますが、娘婿たちは「悪いところは僕ね」と言い訳もしないで受け入れてくれていますが、孫本来の個性もありちょっとした仕草や性格が娘にも似ているかなと感じることがあります。
娘の親から見て孫が似ているところは、長所については周囲の人たちに気配りができるところがよく似ています。
整理整頓もやるときは一気にきれいに片づけますが、使ったものを即片づけることが苦手なところがあって、親が「片付けなさいよ」というと「ママのも出ているよ」と指摘されて一緒に片付けるという面白い光景を目にします。
意に沿えなかったときは感情が出るところも似ているかもしれません。
「これって私の姿なの ⁉」と落ち込み気味になっていました。
世間で言われる『鏡の法則』であれば、子の姿は親の姿なのかもしれませんね。
娘達だけでなく親と子がいつも関わっている環境の人達の多くは、親によく似ているように感じます。
知り合いの親子は顔もしゃべり方も言葉使いや人との接し方や性格まで本当によく似ていると祖母にいわれています。
親自身も自分の欠点が子供を見ていて似ているように感じ、「自身の短所を改善すべき点であるべきなのかも」と感じていることを聞きます。
子供に親の価値観を押し付けていることも感じているらしく、親目線でものを言っていることも子育てしながら感じとっているようです。
ココがポイント
娘の姿は
親の姿であれば
娘の姿を見ながら
自身を見直す機会を
頂いている
人生100年時代へと突入してきたからこそ、身近な人達との関りは大切にしていきたいとも思っています。
親の欠点を教えてもらえる師匠は我が子 ⁉
私も娘も子供や孫が親の欠点のすべてが似ているというわけではありませんが、自分が気になる所が何故か似ているように娘と孫を見ていて感じることがあります。
知り合いの方が、「娘は本当に個性的なんです」という事を悩まれていましたが、いろいろな体験や学び等を通して何かしらの気付きがあったようです。
その方が自分を見つめ直すきっかけになった事は親しくしている方から「親子よく似ているわよね」と言われて「えぇ~」と内心驚きを隠せなかった出来事がきっかけとなり、娘を通して自身を見つめ直すことを心がけるようになり始めると、娘さんからお母さんを気遣う電話やLINEが時々来るようになったのです。
知人曰く、いろいろな出来事に不平や不満を感じるよりも「捉え方は人様々なのよね」という思い方の方が気持ちが楽で、言われた事や人様を責める自分に疲れることが減少する事を知ったようです。
お孫さんは娘さんのいう事に納得がいかないという言動をするようですが、祖母から見て娘の言動ではないかと思い、「育てているのはだぁれ」「えぇ~」と娘さんは驚きを隠せないようでした。
娘さんはお孫さんの事で不満を言うようですが、「親子よく似ている」という事を親から言われてから、子供の行いを親目線ではなく子供が何をしたいのかを聞くようになってからは、お孫さんが娘さんに納得いかないという言葉が減ってきたり、嫌な態度も少なくなってきたお話をしてくれました。
親が感じる反抗的な態度を取らなくなったようです。
親目線の押し付けではない感情で接することの大切さを実感されたようです。
祖母のゆとりある対応が娘にゆとりが生まれ、我が子に感情の起伏が始まる時は少し時間をおきつつ娘さん自身も気持ちを落ち着かせながらお孫さんと接するようにしているようです。
中学や高校の時期は、一般的に言われる反抗期の時期で、いわゆる心身が不安定な思春期の時期です。
この時期は大変でもありますが、親も学ぶ時期でもあります。
「科学的に考える子育て」の著者の小児発達学博士の和久田学氏の書籍も参考になるかもしれません。
良き環境を作っているのは親
子育てしていて親目線で子育てをしている人は多いと思われます。
子供のことを心配に思ったり、親の言うことをきいていい子でいて欲しいと願う親は多いはずです。
精神的成長のポイント
- 親が作っている家庭環境で子供が育っている
- 親の感情や親目線の時には子供から教わる出来事が起きる
親が作っている家庭環境に子供が育っていることも忘れてはいけない事を理解しつつ、感情の起伏が起こってしまった時には子供から教わることが起きます。
子供が親に似てくる事もうなずけますが、親も子供と一緒に自分磨きをさせてもらっていることも70年近く生きていると気付かされます。
孫の良き環境づくりは、親でもあり、祖父母でもあり、身近で関わる知人友人であり、自分と関わる学校や仕事関係者との関わりが大きいと感じます。
自分と真逆な人と出会うこともあるかもしれませんが、それは学びと捉えられると楽しめる生き方ができる気がします。
親自身を見つめるきっかけにもなれたら、ご自身の器も知らず知らずの内に大きくなっていることに気付く時がきっと訪れる事と思っています。
親は子供から成長させてもらっていることに気付かされた時に、自然と子供や家族に感謝の言葉が増えてくるのではないでしょうか。
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