嫁の実家の近くに住むことを決断していく子育て世代は、家庭を維持していくには祖父母の協力が必須となり、子供の面倒を見てもらえることで安心して共働きができることから子供の教育やゆとりある生活ができています。
娘が実家の近くに住む事を決めてくれたことで、両親は老後の不安や心配事が減り娘家族と安心して交流を重ねていきたいと思っています。
しかし、近距離ゆえの問題がおきていることもあります。
嫁の実家の近くに住むことでおきるメリット・デメリットを知って、良好な関係を築いていける親と娘家族へとなっていただければ幸いです。
嫁の実家の近くに住む決断の理由
結婚をして子供が授かることを見通して、実家族や義家族から子供の世話の協力をしてもらえることを考えたり、お嫁さんが仕事を続けられることもあることから実家や義実家の近くに住むことを選択するようになります。
仕事をしている嫁の実家の近くに住む決断をする夫婦もいれば、夫や義実家が優先にした考えで義実家の近くに住む夫婦もいます。
最終的な決断は息子嫁夫婦です。
*子育て世代の家族は親家族といかに上手くやっていけるか
*長い付き合いの最適な親家族はどちらか
を考慮していきます。
息子嫁夫婦の住居の決め方
- 共働きだから遠慮なく頼める祖父母はどちらか
- 留守中の自宅に呼びやすさはどちらの祖父母か
- 子供がどちらの祖父母家族に懐いているか
夫婦だけの生活の場合には、親家族との関わりは程よい距離感で交流をしていけますが、子供がいてお嫁さんが勤めにいっている場合は、大人の手が必要な時期の小学校中学年ぐらいまでの協力はありがたいものです。
息子嫁宅に来てもらって面倒をみてもらう場合は、夫側の親には頼み辛さがありますが、嫁側の親であれば多少片付いていなくても遠慮なくお願いができる点がありそうです。
娘夫婦にとって実家近くに住む理由が、娘家族の望む祖父母の親切な協力と温かい関わり方であることが分かれば、次は、メリットとデメリットの詳細を知ってみましょう。
嫁の実家の近くに住むメリット
結婚をして子供が授かり、子供が小学校入学する前あたりに家を建てる計画をする夫婦が私の周りには多く見受けられます。
同居する方や実家の近くに住む方も多くいます。
その理由は、
- 娘夫婦が供働きをしている
- 安心して子供を預ける事ができる
- 多少の無理を聞いてもらえる
- 娘家族の評価を周りに悪く言わない
- 親が不機嫌な時は上手く対処できる
- 口を挿んできても聞き流せる
- 娘宅の整理整頓が不十分でもお願いし易い
などがあげられます。
お嫁さんが家事をこなしきれないでいる所を義父母に見られるのはやはり辛く、できない嫁と思われることも辛い点でもあるようです。
嫁の実親であれば性格を知っている事での対処法も長い付き合いであれば、尚の事かもしれません。
ご近所でも「娘と喧嘩してしまった」と笑いながら話される方もいますが、数日後には一緒に買い物に来ていましたから『これが親子なんだわ』と微笑ましくも思えます。
両親の体調が悪い時は、昼夜遠慮なく看病に行き親の様子を見てもらえますから、両親も安心な面はあるようにも感じられます。
親子であっても、人は感情の生き物ですから、
*気分の良い時もある
*気分の悪い時もある
「今日はご機嫌が悪いのかな?」
「今日は体調が悪そうかな?」
と、親の感情をくみ取りながら、上手に加減をする事ができます。
何十年も付き合ってきた親子だからできる余裕かもしれませんね。
娘は帰宅する時、必ずといっていいくらい帰宅前に孫か私に連絡が入ります。
「何か、欲しいものありますか?」
と気遣ってくれます。
子供達が平常心でいられる時は、
「大丈夫だよ!気をつけて帰ってきてね♡」
学校で辛い事・楽しい事があると
「○○が、食べたいから買ってきて...!」
大変分かりやすいです。
学校で辛い事がある時には、前もってLINEに連絡をいれることで、親子の上手なコミュニケーション作りのお手伝いをすることも祖母の役割だと思っています。
「親はありがたい」と娘に感謝されながら「安心していられる」ことをいってくれますから、身近な人達と大切にし合えることの重要性を私自身が学ばせてもらっている気もします。
子供に手がかかる時期だからこそ、娘や孫が寂しい思いや疲れて帰ってきた時の簡単なお手伝いで、心身が楽になってくれているのであれば、互いにありがたい日々となり充実した人生と感謝が湧き上がってきます。
嫁の実家の近くに住むデメリット
嫁の実家の近くに住む事で、行き来がなくなるデメリットがあります。
実家の近くに住む事でのデメリットには、相手に依存しすぎた例が多い事です。
上手くいかなかった親子の例を挙げてみましょう。
近くに住んだことでのデメリット
- 親に頼り過ぎた
- 親が家事や子育てに細かく口を出す
- 見てやってる感を前面に出してくる
- 自分の家と勘違いをしている
- 「親しき中にも礼儀あり」が欠如した行動
- 夫が祖父母と距離をおきたがる
ちょっと厳しい表現になってしまったかもしれませんね。
近くに住んいた娘さんに子供ができて、ご自身が祖母の体験した方の言葉をお借りして書かせてもらいました。
結婚をした「娘からこんなに厳しい言葉を聞くとは思ってもみなかった」といっていましたが、今はいい距離間をもったことで、お孫さんの反抗期で悩む娘さんの話し相手になっているようです。
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嫁いだ娘が近くに住むことで知っておく事
嫁いだ娘が近くに住むことは、嬉しい反面、双方にとって独身時代の娘と同じ接し方をしている事で互いが異なった価値観に気が付き、今までと同じ付き合い方では多方面でのすれ違いが起きることを体験しています。
娘は子供の成長と共に、親から育てられた価値観ではなく、夫と築き上げていく家族や娘と関わっている環境で価値観も異なってくることを知っていると、娘家族との付き合い方は楽かもしれません。
娘さんにすれば、時代にそっていない生き方が重荷にもなっていることもありますから、娘さんが望むことをできるだけ協力していけることをおすすします。
我が家でも嫁いだ娘二人と関わる中で、一番最適ではないかと思える対応を手探りでするときもあります。
それは、娘達も同じではないかと思っています。
せっかく出会えた大切な子供や孫ですから、大事なそれぞれの人生を楽しく有意義な生き方を選択しながら思い合えた生きかたになれたらいいですね。