「孫との付き合い方」には祖父母が息子娘夫婦との関わり方によって、孫との付き合い方しだいで孫の成長に大きな影響が伴なってきます。
どのような付き合い方や接し方をすることで、理想とする関わりになるのかを理解しておくことは親と息子娘家族にとっては大切なことではないかと思っています。
親子関係がしっかりしていることで、親が子供をどのように育って欲しいかを祖父母が理解していることにより、孫を預かる祖父母は親に変わって孫を育てるという役割を担う事になるからです。
祖父母は、どんなときも息子娘家族の子育てのサポートをする協力者です。
孫育ては、決して楽な事ではないかもしれませんが、子供や孫の不安やストレスが減少していくようになれば祖父母のサポートはとてもありがたいものです。
私自身が孫と関わらせてもらっていて、娘や孫から感謝の言葉を聞くたびに、幸せな気持ちになります。
孫と孫の親とのベストな付き合い方を知ることで家族の良好な関係を築いて頂ければ幸いです。
孫との付き合い方には決め事がある
決め事というと少し大げさなように感じるかもしれませんが、孫の心の豊かさを応援する側である祖父母のできる事は、孫の親に変わって祖父母の豊かな知見で孫の親や孫の成長の応援をする事ではないかと思っています。
孫の親である子供夫婦の子育てに足らない所を補う役割が祖父母と思っていると、子供夫婦や孫から喜ばれ、いろいろな面で手助けになることから三世代の関係性が日々穏やかになります。
孫育てに必要な決め事
- 子供夫婦の子育て方針を尊重
- 孫の良きところを褒める
- 子供・孫の成長の手助けになる言動
- 豊かな知見で温かく応援
決め事の必要性は、私自身が娘家族と関わる中で感じた大切な事でもありますが、知り合い関係者も体験して感じていることでもあります。
孫育てに必要な決め事
「親は子供が何歳になっても我が子の幸せをいつも願っているもの」とよく耳にしていた気がします。
年を重ねると先人の気持ちが分かるようになり、子や孫を大切に思う気持ちは子がいくつになっても変わらない事を実感させられます。
子育ての時は自分流の子育て方針で育むことができましたが、孫になると祖父母が子供の子育てのできない所をサポートする役割であり協力をすることだという事を実感します。
親は子を深く愛し慈しみ、常に子のためにといろいろ頑張っている姿は、親の深い愛情を感じます。
仕事でストレスを抱えながら、子供の反抗期にも広い心で乗り越えようと努力する姿を傍で見ていると親が子をどのように育てていくことが子供にとっていいのかを親子が体験しているように感じるからです。
1. 子供夫婦の子育て方針を尊重
祖父母と孫との接し方の記事内でも書かせて頂きましたが、祖父母が子供の子育て方針に協力的である事は、親子関係が上手くいくように思われます。
私の知り合いに孫育てをしている祖父母の中には、
- 祖父母の教育方針で孫育てをしている方
- 親の教育方針で孫育てをサポートしている方
がいます。
家庭が穏やかで三世代の関係も互いに尊重し合い、
いつも幸せそうで和やかな雰囲気を感じさせている家庭は、
孫の親の教育方針で孫育てをサポートしている方
のほうが多い事です。
その逆に、祖父母の育児流で育てている方は、親の子育て方針と異なる事から親が子供を注意し叱っても言う事を聞かなく口答えをすることから、親のストレスが溜まって感情的になり子供に声を荒げて怒るという悪循環になり、自己嫌悪に陥ってしまう結果になっています。
親は子育てをしながら親自身も子供と一緒にいろいろな体験を通して成長していきます。
祖父母は、子と孫の成長過程で足らないところを補ってあげられ・感謝される存在の立場であってほしいと思います。
息子娘家族と関わっていくのであれば、息子娘家族が幸せな家庭づくりのお手伝いを心がけたいですね。
それが祖父母自身の為にも、きっとなります。
孫の良きところを褒める
乳幼児の孫の接し方と小学校の小中高学年の孫の接し方は、成長段階で多少違ってくるように思いますが、どの年齢でもこれだけはしてあげたいという対応は『良きところを褒める』という事です。
『良きところを褒める』は孫の自信にも繋がることからとても大事な行為ではないかと、孫と関わっていて『褒める』大切さは次のやる気を促す効果があるように感じています。
ここで間違いがちなことは、何でも褒めることは決して良くない事も付け加えておきますね。
知り合いから教えてもらったお話ですが、祖父母が何でも褒めることからお友達の持っているものも自分が欲しいと思っていると奪って取ってしまったことで、子供を注意すると「私の物」と言って泣いたそうです。
「5.6歳の時にそれを知って本当に良かった」と言っている話を聞いた時、その子の良き行いや一所懸命に努力している行いを褒めることは大切だけれど、「無責任に何でも褒める」行為の怖さを知ったそうです。
その話を聞いて、私自身も体験して娘を悩ませていたこともあって大きく首を縦に振ったことを記憶しています。
孫が可愛いからと言って、孫のした行為の確認もせず「孫のすること全て良し」には孫自身を傷つける結果になる事は明白であることも知っておかなくてはいけない事を知らされます。
分かりやすくお話すると、
- 何をやってもいい
- 何を言ってもいい
この言動は、自分の周りから自然に人が離れていってしまう行動をとっている事になりかねません。
子や孫はかわいいからと言って「何でも褒める」「何でもやって良し」は、子や孫の幸せを遠ざけてしまうことになりかねませんから気をつけていたいですね。
辛い時があった時は、優しく「スキンシップ」をしてあげるだけでも、穏やかな心が育つようにも感じています。
子供・孫の成長の手助けになる言動
孫の育児方針を支える祖父母としては、孫の成長を手助けする立場である事を理解してサポートをしていくと、娘自身の精神面のサポートにもなっている事に驚かされることがあります。
孫の成長だけでなく、祖父母の協力している言動から子供の精神の成長にも繋がっているようです。
仕事でストレスを抱えていても家事や子育ての協力をしてくれていることで、子供が明るく元気に帰宅を迎えてくれるときなどは、仕事や人間関係のストレスや疲れも忘れさせてくれるようです。
娘にストレスがある時は、数分話を聞くだけでも心が元気になり穏やかな表情になっていくことから、自己否定から自己を肯定して前向きな感情へとシフトしながら自信を高める発想ヘと切り替えるようです。
孫達の応援も娘にとって頑張れるエネルギー源となっていくようです。
豊かな知見で温かく応援
祖父母の長い人生の体験を通して、子供や孫が今悩んでいる事も温かく見守り豊かな知見で導くこともあります。
今・今・今を大切に生きていると、何故か人生が上手くいく事が起こってきます。
小さな体験の積み重ねを大事にしていくことで、望んだ人生が徐々に開かれていくこともわかるようになってきます。
子供と孫を温かく見守りながら、時には祖父母の見聞によって得られた知識や体験を聞くだけでも人生に役立ち成長していくことも楽しみになってきます。
三世代の交流によって今いる環境がさらに豊かになり、多くの人達と思いやり溢れる豊かさの中で関わっていけたら幸せではないかと思い願っています。
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