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年を取ると自己中になる人・ならない人の違い

年を取ると頑固になった、年を取ると自己中になったなどと関わる人たちから距離を置かれるようになったという話はよくあります。

 

年を取ると何故頑固になったり自己中心的になってしまうのかを知って、自己中には自分にとって何のメリットもない事を知り、温厚な生き方が自分と関わる人達と良好な関係を築ける生き方である事を知って生き方を見つめ直し、老後の生き方改善をして幸せな生き方にしませんか。


年を取ると頑固になり自己中になる理由

私の幼少期の頃の実家の近隣に温厚な老人と頑固で自己中心的な老人がいました。

子供心に温厚な人に声をかけられれば安心して挨拶をしたり、傍へ近寄っていき今もその方の顔を思い出す事ができます。

 

頑固で自己中な人と近所の噂になっている人に対しては、家族との揉め事や近隣との揉め事を近隣から聞かされていると、声をかけられても子供心に怖い人としての記憶が残ってしまっています。

 

頑固で自己中心的な人は、自分が中心的存在に振舞うことが多く、「その場の状況を理解できない」事から、状況を察する事ができない為に「言ってはいけないこと」を言ったり「やらない方がいい事」をやったりしている傾向が多く感じられます。

 

自己中心的な人の特徴

  1. 他人のことを気に掛けず、自分のことしか考えていない
  2. 他人のことを考えずに行動をする
  3. 他人の都合を考えず、自らの利益のみを考えている
  4. 自分の都合のいいように物事を行おうとする
     引用元 https://thesaurus.weblio.jp/

 

特に年を取ると、自分の思ったように物事がいかなくて怒れてしまうという事が起こるようです。

 

年を取った親の心身の状況

  • 年々体力が低下してイライラ
  • 記憶力が衰えて馬鹿にされたくない
  • 家長が息子に変わり言いたいことを押さえられる
  • 家族から相談されない寂しさ
  • 子供家族に頼み辛さお願いし辛さがある
  • 揉め事を起こさないために無口になる
  • 思いが通せず怒り易い
  • 連れ添いの他界後の対応の変化がキツイ

身近な方から聞く内容です。

 

親子の長年の関係性の

希薄さと親密さによって

親の老後の環境が異なっていることも感じられます。

 

親と子供家族との関わり方が良好な家族は、親が困らないように声掛けをしているようです。

その逆に親子の上下関係や確執などが厳しい家庭では、いろいろな問題も起こることから自己の主張を更に通したくなるようです。

 

人間は本質的に自己中心的だからこそ己を知ることが大事

人間は自分の思った通りにいろいろなことが叶って欲しいと願うものです。

 

願う思いが年を重ねるごとに強くなる人と、年を重ねて温厚になる人とがいますが、生きてきた環境と未来の望む思考でかなり変わってきます。

 

子供家族と良好な関係性を継続したいと考えている人であれば、親子であっても孫祖父母の関係であっても、常に相手と大切な関係を築く為の気遣いや思いやりが自然に言動に出てきます。

 

自分の事しか考えなくなってしまうと、夫婦からも家族からも敬遠されることが起きてきます。

自身が自己中心的な生き方になっていないかを確認することで、夫婦関係や家族関係が良好と感じる関係を築く形となります。

 

発した言葉で家族の態度が変わる

老人の集いに行かれた方が、年を取ると愚痴が多くて楽しむ事ができないから行くのを辞めましたという話を聞きました。

 

確かに、愚痴や不平不満や悪口などは聞いている側は気持ちのいい物ではありません。

そのことを知っただけでも、その方は家族に愚痴や不平不満や悪口などは言わないようにしょうと思ってくれたのであれば素晴らしいですね。

 

人との出会いの中で体験したいろいろなことを自分に置き換えて、家族には楽しい話やタメになった話をして家族と一緒に楽しい時間を共有できたら最高です。

 

自分が話しかけたり、お願いしたり、愚痴・不平不満を言ったことで家族の態度が変わる時は、言い方に問題がある事を知っていくことも大変大事です。

 

今の世の中はかなり穏やかな時代になったのではないかと感じることが多くなりました。

  • 運転をしていてもクラクションを鳴らす人を見かけません。
  • 買い物をしていても譲り合う人を見かけます。
  • 子供連れを優先してくれます。
  • 老人を親切に対応する姿を見かけます。
  • 人々が優しく声掛けするシーンを見かけます。

人が人を思いやることを、先ずは自分から進んで家族にしていくことで、相手が変わっていきます。

 

大事にしてくれるのは身近な家族

わがままばかり言っている親が年老いてきても、身近にいる家族は見捨てることなく最後までみとってくれています。

私の知り合いに大変ワンマンな人がいます。

 

昨年の秋ごろに奥さんを亡くされた3ヶ月後に様子がおかしいと病院へ行くと初期の脳梗塞と診断され、今までの生活から一転してしまいましたが、二人の娘さんたちは父親のわがままを元気でいてくれているからと父親が困らないように動いてくれています。

 

先日娘さんにお会いしましたら、毎日お昼の用意もしてくれ、行きたい所にも快くいってくれる娘さんに「感謝している」と言っていた話をすると「父が本当にそんなことを言っているのですね。」と大粒の涙を流していました。

 

身近な家族に

「素直に感謝の言葉が言えたり、感謝のお返しができるようにしていきたい」

と言っていたことも話すと

「父も頑張っているのですね。父を大切にしていきたいと思います」

と涙を流しながら嬉しそうでした。

 

家族に対して自己中心的な価値観を持っていた人が、奥さんを亡くされご自身も脳梗塞で車が乗れなくなったことで自由に行動ができないことから

「家族の大切さを身に染みて理解した」

と語られたことで益々家族の関係が深まっているようです。

 

一人一人の考え方や思考が変わり、感情を意識していくことで人生が変わること、穏やかな人生を創っていくことを身近で教えて頂きました。

 

自己中心的な生き方よりも、良好な関係性の中で穏やかに笑顔が多い環境の中でいられることの本当の幸せを見させて頂けた気がします。

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