幼稚園の頃は友達と仲良くしていて「嫌われる娘」ではなかったのに、小学校に入ってから嫌われるようになった娘をどのようにクラスのお友達と上手くやれるかを親子で学ぶ時期があります。
我が娘も一時期、友達に嫌われているのではないかと真剣に悩んだ時期があり、成長段階に起こる自分との葛藤と協調性を高める時期がありました。
友達と上手くやれなく嫌われていると思っている方のご参考になれば嬉しいです。
友達に嫌われている娘や孫の悩み
幼稚園に入園してマイペースでいながらもお友達と楽しく過ごしてきた頃と異なり、小学校に入学すると幼稚園で一緒に通っていた友達とは離れ離れになり、新たにお友達作りが始まっていきます。
シャイな子供にとっては、隣に座っている子と会話をするにも大変な勇気がいります。
何かしらのきっかけで話ができると、その日はとても元気に帰ってきて学校での話を楽しそうにしてくれます。
学校にも慣れてくると、気の合う子同士のお付き合いが始まり、一年後にクラス替えで仲の良かった友達と離れることになって、また気の合う友達作りが始まります。
3~4年生になると一人一人の個性もしっかりしてくることから、自由に振舞ってきた自分から、周りに合わせることを学ぶようになり始めると、協調性を身につける事の大切さを知るようになります。
成長段階で身に付ける事の大事さは、周りの意見と自分が異なる考え方を上手にコミュニケーションをとりながら協力しながら調和していく力を身に付ける時期が来ていることを親子と一緒に学ぶ時期でもあります。
◆子育てをしていると
「お友達に嫌われた」
「お友達なのに何で意地悪なことを言うの...?」
「お話ししているのに何で無視するの...?」
と元気のない顔で帰宅してくることってありませんか?
小学校の頃の娘もありましたが、今小学校に行っている娘の下の孫もお友達とのコミュニケーションが上手くいっていないらしく元気のない顔をして帰ってきます。
親や祖父母は娘や孫の話の聞き手になる
学校から帰ってくると元気のない顔をして家に入ってきます。
と言ってランドセルを背負ったままソファに座って動きません。
すぐに話しかけても答えてくれませんから、数分程して声をかけると涙を流しながら、
「自分の思った通りにならないと何故怒ってしまうのかなぁ?」
「なんで、やめてと言うことをやるのか分からない」
「なぜ無視をするのか分からない」
このようなことがかなり続きましたが、
孫の素直な気持ちが言える時期がきた頃に深く聞いてみました。
孫の気持ちを細かく聞いた数日後、明るく元気な声で「ただいま~!」と笑顔いっぱいで帰ってきました。話を聞くと...
Bちゃんも、二人だけで遊びたいんだって...
だから、早い下校の時に二人だけで遊ぶ約束をしてきたよ
数日後、A子ちゃんやBちゃんと別々の日に二人で数回ゆっくり遊んでからは、クラスのみんなとも上手くいくようになり、元気に帰ってくるようになりました。
子供の話を親が聞いたり、祖父母が聞き子供の思いを導く言葉を語り掛けることで、
孫自身が考えて
行動し
自信のつく結果を
作り出した
ようです。
女友達やクラスの生徒達と上手くいき始めた数週間後、また元気がなく帰ってきました。
クラスの男の子に嫌なことを言われた
女友達と上手くいくようになって待っていたかのように、次はクラスの男子生徒との問題が起こりました。
一人で椅子に座ってぼーっとしていたり、クラスの行事の活動を悩んでいて名前を呼ばれて振り返った時に、1人の男子生徒から「目が腐っている」と言われ近くにいた男子生徒が笑っていたようですが、それからその子は孫が元気がないと、「目が腐ってる」と言ってからかってくるようになったようです。
その男子生徒のいう事を孫は無視して、「嫌われているなら、離れていよう」と思っていたようです。
下の孫が元気のない日が続いていた頃に、上の孫と一緒に詳しく話を聞いてみると、「目が腐っている」と言った意味が下の孫の顔の表情にあることが分かり、嫌なことを言われた時の表情をきいてみました。
手鏡を持ってきて、下の孫に見せると孫は鏡に写った自分の顔を見て「アハハハハハ!」と大笑い「こんな顔だったの?」と聞かれ、私たちは首を縦に振ると3人で爆笑しました。
日々の顔と変顔のギャップがすごい事を知る事ができ、帰宅したママにも見せると、また大笑い、その後は、二度とその顔をする事はなくなりした。
自分のちょっとした反応や態度をしたことで、「自分が嫌われている」と思わせる言葉を言われることになることを知ることにもなりました。
ある日、孫が椅子に座ろうとした時に後ろの席の男子生徒が孫の椅子を座れないように後ろへ引くと、、孫は床にお尻を打ちつけたようでしたが、痛みよりもびっくりしてうずくまっていると、近くにいた女友達数人が「大丈夫!」と心配して駆け寄ってくれ、「○○君、酷いよ」と言ってくれたそうです。
家に帰ってきてその話を聞いた時は、怪我や痛みがないかを確認したのですが、孫は「痛みよりびっくりして顔を伏せていた」といっていました。
その後の話を聞くと、椅子を孫が座れないように引いた後ろの席の男の子に、男子生徒の数人が「お前、やり過ぎだよ」と言っていたようです。
その後、椅子を引いた男子生徒は、孫に誤ってきたそうです。
孫は、小さいながらいろいろな体験を通して、自分と関わる人たちと協調し合いながら楽しく生きていけるように努力している姿を見る事ができて祖母としては嬉しく思います。
子供であっても、いろいろな体験を積みながら、嫌なことをされたり、嫌なことを言われてもお友達や自分を傷つけるような言動を自身はとらない事を学校で学んでいます。
辛い出来事や苦しい出来事も心の中にしまい込まないで、親や兄妹や祖父母が聞くことで明るく前を向いて今を生きていることも大きな体験となっています。
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