「10歳の壁」「小4の壁」といわれる10歳前後の子供の発達段階におきる、子供が言うことを聞かない状況に親が困り果てているという話は枚挙にいとまがありません。
特に母親に対しての対応は、なかなかキツイものがあります。
娘の二番目の子が10歳になってから、お母さん子で甘えん坊だった子が突然、母親を無視する対応にはなかなか辛いものが最初の頃はあったようです。
言うことを聞かない態度には上の子の時に体験をしていたことから、下の子の反抗には切り替えができるようになり、親の見守ることの大切さをさらに深く学んだようです。
体験した母親の気持ちや子供の気持ちを綴らせて頂きます。
10歳頃の反抗期は親も子供も悩んでいる
「10歳の壁」「小4の壁」と言われる言葉の理由は、幼少期から思春期の間に成長段階に起こる学習面や肉体面や精神面などのつまずきでぶつかる壁です。
10歳前後の反抗期は、親が対応ができなくなるほどの反抗をしてくる子もいます。
今まで素直に親の言うことを聞いていたわが子が、返事をしなかったり・逆らってきたり・暴言を吐いたり、子供から言われた言葉使いで傷つけられたりと、子供の態度に親は動揺することが起こります。
小学校高学年になると心身の発達も個人差が大きく出始め、身長が急に伸びる子や話し方が大人びてくる子がいます。
成長の発達が遅い子は劣等感に陥ったりすることも起きてきます。
肉体面の成長が遅いことを友達から否定されたり、からかわれたりされることで落ち込んでしまい、自己否定をしてしまうことも起きてきます。
9歳以降の小学校高学年の時期には....自分のことも客観的にとらえられるようになるが、一方、発達の個人差も顕著 になる(いわゆる「9歳の壁」 ) 。身体も大きく成長し、自己肯定感を持ちはじめる時期 であるが、反面、発達の個人差も大きく見られることから、自己に対する肯定的な意識 を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもある。(文部科学省より抜粋)
自信のない子は、自分にしっかりとした考え方がない事から、周りに流されるということが起こり、友達が使っている言葉を親に浴びせることで親子が傷つき合うということも起こります。
孫自身が反抗をした後に残る辛さに対しての実例
娘夫婦は平均身長から比較すると身長はかなり高い方ですが、孫二人はクラスの中でも前から2~3番目で小柄な事から、からかわれることが多いようです。
お友達にもいろいろな子がいて面白がって、からかわれる頻度が多い時は元気のない表情で帰宅します。
帰宅後もやる気が萎えて何も手につかないという状態に陥ってしまいます。
そんな時は、話をよく聞き自己肯定感を高めるための会話になっているときは、反抗は激しくはないのですが、落ち込んだままの状態でいる時は反抗もなかなか激しくなるようです。
下校後は、祖母である私が出迎えて様子を見ていますが、学校で辛い事があったりした時などは孫の話を聞いていますが、それでも気持ちが癒されない時は、ママが傷つく言葉を使っているようです。
翌日、「ママに酷い事を言ってしまった」とまたまた元気のない顔になっています。
反抗的な言葉使いや相手を傷つけるような言葉は、親も子も傷ついたり傷つけられたりしながら、後味の悪さを体験しながら成長している様子が伺えます。
子供自身に要望があっても親はつい、子供が困らわないようにと先回りしてしまいがちですが、子供も親が心配している気持ちが分かっていても行動に移せないもどかしさもあるようです。
反抗した後に悩む孫
- ママを怒らせた後は悲しくなる
- 無視したり嫌なことを言った後は、自分の心が元気がなくなる
- もう無視しないと決めたのにまたやってしまう
- 気に入らないと兄妹にあたってまた嫌な気持ちになる
その繰り返しをしながら精神面の成長が伺えます。
肉体面の成長に対しては、上の孫は笑ってお友達に「僕も背が伸びたらいいなと思っているよ、僕はおじいちゃんに似ているらしくきっと伸びると思うよ」とはっきり言えるようになってきたことで、お友達がからかってきても気にしないで一緒に仲良く遊ぶようになってきています。
自己肯定感を高めることは、自信に繋がり大切さは大きいように感じます。
言葉に出して言った方が良い時と言わない方が良い時があることもわかって来たらしく、大人としての知恵を身に付け始めてきていることも伺えます。
親や祖父母は見守っていながら、成長段階を支えられる大人でいることの大切さも、子供と一緒に学ばせてもらっていることを感じます。
娘達は、子供の成長の一段階を乗り越えてきたことで、見守りながら楽しい一つの思い出を作っている体験をしていると言えるようになってきています。
10歳の壁で子も親も学んでいる
10歳前後の成長段階において発達の個人差が生じることから自己肯定感を持てない子供にとっては、常に劣等感を持つことで自信が持てない事から身近な家族に反抗的な態度を取ることが起こります。
ママに対しての反抗的な態度の激しい子供は多いようです。特にママが子供のためにと先走りして何でもしてしまうママに多いようです。
自己肯定感を持ち始める時期に親が何でも先回りをする事で、自分はできない子と思われていると思うのでしょうか、「やろうと思っていたのに...」という言葉が頻繁に出てくるようになるようです。
娘達二人は、大変過保護な面があったことから、反抗的な態度も親が考えさせられるいい機会でもあったと言っています。
- 子供に辛い想いをさせないために
- 子供が大変なことにならないために
- 子供が失敗しないために
子供自身が考えて行動する前にママが先回りしてしまうことは、結して子供にも親にもいい結果とはならないことも体験しているようです。
孫自身が反抗的な言動をする事を苦しんでいる
反抗期の子が反抗して親も自分も辛い想いをしている事に気付く時がある事を知ると成長をした証として、思いやりが育ってくるように孫を見ていて感じます。
反抗期の真っ只中の時は自分が正しいと思うようですが、反抗することで多くの事を学ぶうちに悲しんでいるママの様子を見ることで、自分は正しいと自身を守るためであり、劣等感を払拭するためにしている行動が、自分を苦しめることになる事も理解できるようになってきているようです。
お友達との関わり、兄妹との関わり、親との関わりの中で一つ一つの体験から自己を確立していくことの大切さも同時に学んでいることを感じ始めてきています。
10歳の妹が反抗している言動に対しても、少しずつ見守るお兄ちゃんがいます。
悲しんでいるママの様子を見て、自らそっと家事のお手伝いもしてくれているようです。
前日あった出来事やママが悲しまないように出来るだけしていきたいという話もしてくれます。
反抗期の子供との対応
思いやりのある子に育てることの大切さや自己肯定感を高める事の大切さなど、改めて学ぶことを子供達から教えられていることを知ります。
親は子供可愛さから、どうしても先回りした言動にしまいがちですが、見守ることの大切さ、子供の自主性が育ち始まる時期である事を理解しながら、大人としての一歩が始まってきたことを受け入れていくことはたいせつなようです。
但し、これは適切な言動ではないと思える時には注意をするという、親側にも一つのルールを決めておくことも必要のようです。
干渉のし過ぎとならず、親から信頼されている自分である自覚を持たせて責任ある行動ができるような見守り方が一番子供自身が成長していく形になりそうです。
小学校高学年の時期に おける子どもの発達において、重視すべき課題としては、以下があげられる。
- 抽象的な思考への適応や他者の視点に対する理解
- 自己肯定感の育成
- 自他の尊重の意識や他者への思いやりなどの涵養
- 集団における役割の自覚や主体的な責任意識の育成
- 体験活動の実施など実社会 への興味・関心を持つきっかけづくり(文部科学省より抜粋)
自己肯定感を高め、他者との交流を大切にしながら豊富な体験をして成長していく様子を、親として応援していけたらいいと思います。
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