孫が可愛いと言っている祖父が、孫が泣くと怒るという知人の知り合いから相談を持ち掛けられた時は衝撃な驚きが...。
孫が泣くだけで怒る祖父は、いったいどんな人なのとかな?
怒りっぽい人の対応ってあるの?
と思ってしまいますが、怒るには怒る原因がお話しを聞いていく中でありましたので、怒らなくなった理由などお話しをさせて頂きます。
孫が泣くと怒る祖父の気持ちは...?
祖父母が孫を可愛がる話を聞きますが、孫の面倒をみる大変さも同時に耳にもします。
知人の祖父や私の父などはどちらかと言えば気の短い方ですが、孫が泣いても、孫が傍で「いたずら」をしても怒ったことがありませんでしたから、知人の知り合いから相談を持ち掛けられた時は、先ずは話をゆっくり聞こうと思い聞いておりました。
お話を聞いていると、祖父が娘達のしつけに対する疑問があったり、不満があるのではないかと気になりました。
- 孫を泣かせたままにしている
- 孫が泣いている時の娘息子の言動
- 祖父母の側で孫を泣かせる
祖父母夫婦だけで生活をしている方と、二世帯で生活をしている祖父母では環境の異なりもあり多少の祖父の怒り方も違ってくるかもしれませんが、祖父母夫婦だけの静かな日々の環境の方の場合に多く囁かれる言葉は、
「孫をあんなに泣かせなくても...」
「娘が怒った言い方や態度をしなくても...」
「祖父母のいる所で泣かせなくても...」
「孫の泣き声でイライラしつい...」
年を重ねてくると愚痴っぽくなったり、期待されても対応できない心身、思っていることをつい口にして互いを傷つける行為に走りやすい事を聞きます。
祖父母も怒るつもりはなくても、泣き方が凄かったり、娘息子夫婦の孫への言動に対する不満であったり、祖父母のいる傍でいつまでも泣かせている行為にも疑問を抱いていたりしているようです。
怒る人には怒る理由がそれなりにあるのではないかと、知人の知り合いの祖父の言動のお話を聞いていて気になる点がありました。
気になるポイント
孫への怒りは、娘夫婦の親への配慮の無さや親への甘えに対しての不満
娘息子夫婦の子育ての価値観や祖父母への孫の世話に対する期待のズレが生じているのではと感じます。
毎日、子育てで疲労している娘息子夫婦にとって、祖父母の協力は大変ありがたい存在のようですが、祖父母にとってはすべてを任されるとかなりの負担がかかります。
特に怪我をさせてはいけないことから、精神的にも肉体的にもかなりの疲労となります。
祖父母の年齢と体力的な問題もあることから負担が大きくのしかかることも子供たちは理解してくれているかの問題もありそうです。
孫を祖父母に託されると心身に重圧が...
孫は、祖父母にとって大変可愛い存在ですから、預けられれば嬉しく喜んで孫を大事に息子娘夫婦が帰るまで預かります。
孫を祖父母に預けて買い物や友達との交流に出かける事は当然ありますが、息子娘にとっては3~4時間くらいと思うかもしれませんが、小さな孫や言うことを聞かない孫の面倒は、たった1時間でもかなり疲労することを息子さんや娘さんはご存じでしょうか?
祖父母が70歳を超えている場合には、翌日に疲労が残っていることもよく耳にします。
数人の仲間との集まりの会話に必ずと言いていいほど、娘息子や孫の話が始まります。
その時に出る話は、年々無理がきかなくなってきた肉体の事と長時間の孫の面倒がきつくなってきた事、娘息子にいろいろな面の理解をしてもらえるようになると物事が上手くいく話になります。
体力と時間に余裕を持っている祖父母は、息子娘の子育ての協力はしてあげたいとは思っていることから、元気で活動的な祖父母ゆえに息子娘の子育てにも口を挿んでくることもあって親子の関係が上手くいかなくなることも起きてしまうようです。
娘息子の子育ての協力については、親子間で子育て孫育てについてよく話し合う事の重要性を教えていただけた相談であったと思っています。
祖父が泣く孫を怒る理由を聞く
祖父が孫を怒るという相談者の祖父の方にたまたまお話を聞く機会に恵まれてお聞きすると、娘さんが言っている話とは多少食い違っていました。
孫を叱る前に、娘さんに「自分たちの側で泣かせないでほしい、辛くなる。」と言っていることもわかりました。
娘さんの耳には、その言葉が何故か届いていなかったことも不思議でした。
娘さんも子育ての疲労から心身にゆとりがなくなっていたこともわかり、親だから何でもしてもらえるという甘えがあったことを知ることにもなりました。
知らない間に両親が年を重ねていて体力がなくなってきていることにも気付かないでいた事を知ったようです。
親のしつけに口を挿むつもりはないという事や躾として泣かせておく必要性があるのであれば、
「孫を祖父母の側から離すという思いやりもあってよいのでは...」
という気持ちを知ることで親子の誤解も溶けて落ち着いたように感じられます。
「泣くではない!強く慣れ!」という気持ちもあったと聞いた時に、私の父も孫が父の目の前で転んで泣いた時に「泣くではない!強く慣れ!」と息子に一言いっておんぶして連れてきてくれた事を思い出しました。
子と孫を思う祖父の愛
強く逞しい子に育って欲しいという祖父母の願いが言葉の端々にある事を知ると、身内の深い愛情を感じざるを得ません。
私も孫を怒るという事も娘への助言もしません、それは娘と孫を傷つけることと同時に後に残る後悔をあじわうことを教えてもらう事になったからです。
助言した後、娘が自信を失い、元気をなくすことを知った理由でもあります。
足らない所を助言するよりも、『よくやっているわね』と優しく労うほうが何倍も子育てや家事や仕事へのパワーが出るようなのです。
祖父母は『娘や孫がいつも幸せであってほしい』と願っていますから、いろいろな面で支え合う関係でいたいと願っているものだという事を知ってほしいですね。
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