じぃじとばぁばの気持ち 嫁・婿の気持ち

最近の嫁姑のちょっといい話 -1

嫁姑との関係が『ちょっといい話』を頻繁に私の周りに起こり始めていますので、第1話として今回ご紹介させて頂きたいと思います。

 

嫁姑と言えば、険悪な関係と思われがち、現在がその状況と言われる方もいらっしゃるかもしれませんが、嫁姑の関係が親娘のような良好な関係を築いている方が実際身近にいらっしゃいます。

 

嫁姑関係が親子ほどではないにしても、大切な関係として困っている時には助け合ったり、協力し合ったりしている話を耳にすると大変うれしくなってきます。


嫁の気持ちを理解できる体験者の義母

義母は、嫁の気持ちを同じように体験してきていることから、

少し過去を振り返って体験した時の事を思い出すと、

  • してもらって嬉しかった事
  • 指摘されて辛かった事
  • 言動が悲しかった事
  • 良くされて幸せを感じた事

などが、思い出されるのではないでしょうか?

 

良い思い出も、辛かった思い出もふまえて、お嫁さんが手伝って欲しい時に快く、動いてあげると嫁姑関係が上手くいくのではないかと思えることがあります。

 

私の身近に傍から見てお姑さんでご苦労をされた方がいらっしゃいますが、お姑さんが亡くなる半年前に脳梗塞で倒れて、『施設に行きたくない、この家から離れたくない』と言われ、自宅で看護をしていたお嫁さんがいます。

 

お嫁さんは幼少期に両親が他界して親戚の家で育てられたことで、嫁ぎ先で辛い事があっても「私が至らない所を教えてもらっている」とよく言っていました。

 

そのお嫁さんはとても優しい方で、お姑さんが倒れて体が動かなくなっても、誰にも頼ることなくすべてお嫁さん一人で面倒をみていた3ヶ月が過ぎた頃、突然、お嫁さんに「ありがとう」を言うようになり、次に今までした事を詫びるようになり、お嫁さんが驚いていると「本当に、すまなかったね」と過去の話を毎日少しづつ思い出すようにし始めたようなのです。

 

泣きながら過去の話を言い終わったとおもわれる頃に「親切にすることで立場が逆転して、嫁の言いなりになることを恐れていた」といって涙を流しながら「今までありがとう」といわれたそうです。

数日後、お嫁さんの手をとって笑みを浮かべ静かに息を引き取ったことを身内の方から聞きました。

お嫁さんは、「大切なことをたくさん教えてくれた大事なお母さん」と生前お姑さんに言っていたようでした。

 

その体験を通して、お嫁さんの知り合いのお姑さんもお嫁さんも「今を大切にすることを教えてもらった気持ち」と言って、いい関係と適切な距離間をとりながら、互いを思いやる言動の大切さを学んだといっていました。

 

あるご家庭では、『ありがとう』を言える家庭にしたいといって、愚痴不平不満を言う代わりに『ありがとう』の言葉が増えた事で、揉め事が減ったことを話してくれました。

 

人は、

何かしらの体験などを通して

今の自分の在り方を

考えさせられるような出来事や

周りから変化を求められるようなことが

起こることがあります。

 

人生の体験を豊富に積んできた義母だからこそ、お嫁さんと上手に対応ができるコツを生かしていくことでわだかまりも最小限になっていくのかもしれません。

▶参考記事:姑が嫁に言ってはいけない言葉で未来が変貌⁉

 

お嫁さんが義母を実母のように慕っている

私の姉の友人や私の知り合いに大変仲のいいお姑さんとお嫁さんが数人います。

 

姉の友人の仲の良いお姑さんとお嫁さんとお会いしたのは、義理の兄の葬儀の時でしたが、まるで親子と勘違いする程です。

 

その方たちとお話をする機会が設けられ、4人でお話をさせて頂きました。

 

結婚当初は、普通の嫁姑の関係だったようです。

お嫁さんの希望で実家の近くに住んでいたようでしたが、結婚をして十数年が過ぎた頃にお嫁さんが病気をしてから実母よりお姑さんとの関係が深くなっていったようです。

 

お姑さんがお嫁さんにされたことは、お嫁さんが困らないような協力でした。

  • 実母の近くに住んでいたから出しゃばらない
  • お嫁さんの食べたい物を息子に持たせた
  • お嫁さんが必要な物を買って持たせた
  • お嫁さんが困っていることを解決・協力

 

これをしてもらったお嫁さんは、お姑さんの優しさが身に染みたようでした。

近くにいた実母にお願いするも断られることが多く、連絡も控えるようになっていったようです。

数年後、家を建てることになった息子嫁夫婦は、義母の実家近くに土地を買って家を建てることになったようです。

 

それを知った実母は、「自分達の面倒は誰が見るの?」と責められたようでしたが、お嫁さんは「兄弟皆で上手く見るから...」といって安心させたようです。

 

義母は息子さんを呼んで今回の経緯を聞いたそうですが、本当に辛かった時に親切にしてもらい大事にしてもらった事から「義母の傍にいたい」と思われたようです。

 

子供達も父方の祖父母の近くに住みたいといっていたようです。

 

傍に引っ越してきても、お姑さんはお嫁さんや孫達が困らないように常に心配りをしていたようですが、お嫁さんも義父母が助けを必要とした時以外でも、快く動いてくれているようです。

 

お二人の言う言葉は、「幸せであって欲しい」と相手を大切に思い形にしている事が、とても印象的でした。

 

まとめ

 

「嫁姑のちょっといい話」は身近な方達の実例のお話ですが、良好な関係のお姑さんやお嫁さんたちは、相手を決して批判めいた事を言わない、相手の嫌がる行為をしない事でした。

 

出来ない行為も見守っている事やそっとホローしてやってやる感を絶対に出さない事です。

 

私からすると、お手本であり、姑の鏡と思っています。

してもらっていることを当たり前と思わず、やっていることも感謝を決して求めないのです。

みんなと一緒に幸せでいたいという気持ちが溢れている微笑ましい嫁姑の素敵な関係を書かせてもらいました。




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