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子供と一緒にいたくないと悩む娘の苦悩

成長段階で『子供と一緒にいたくない』と娘さんが苦悩の相談をしてくるという身近な人の話を耳にします。

話を聞いてみると娘さんが苦悩していると同様、子供さん自身も母親と同じことに苦悩を抱えていたのです。

お孫さんの苦悩は「ママに嫌われているから一緒にいるのが辛い」という言葉です。

 

親も子もそれぞれがとても大好きなのに、ボタンのかけ違いであったり、自我が大きく出てしまっていることに気付かなかったりしていることが原因であったりします。

 

子供が成長していく段階で、親子共にいろいろな苦悩を抱えながら共に精神的な成長をしていることに気付かされることになります。

 

子育ても親と子の心のすれ違いに気付くと心身が楽になるお話をさせて頂きます。(体験などがもとで書かせてもらっています)

 

『子供と一緒にいたくない』と悩む娘と孫の苦悩

人は人と上手くいかない時は、自分が正しいと思い相手に問題があると思っていることが大半とも言われます。

 

人は自分の言うことを聞いてくれない時など、相手が弱い立場の場合は怒りを露(あらわ)に出す生き物だともいわれているくらい、自己中心的な生き物ではないかと思っています。

つまり、自分が中心ですべてが回っていたり動いている時に、悩んだり怒ったりすることはほとんどないのではないかということです。

 

自己主張の強い相手が傍にいて自身の思考つまり自身の考えや言い分が通らない時には、思いが通るまで相手に言い続けるなどの行為をする傾向があります。

感情がエスカレートすると相手の自尊心を傷つける言動になる事がおきます。

 

◆ 子供を怒る親の感情

子供の言動を注意する親の感情はどのようになっているかを知ってみましょう。(感情的になり「怒る」気持ちになってしまった母親の場合で書かせてもらっています。)

親が子供の躾をしていることから、家族の約束事を守らなかったり、自身のやるべきことをやらない時のママの子供への気持ちは

親の気持ち

  1. 親の希望通りに育って欲しい
  2. 物事を早く済ませて次のステップに進みたい
  3. やるべきことを終えて、親の時間、子供の時間を大事にしたい

ママが思っているような状況に物事がうまく進まないと心に余裕がなくなり、感情的になってきつく怒り、さらに押し付けるというという状況になってしまいがちです。

子供の自立心が芽生え始めてきたことに、気付き始めなくてはならない時期がパパやママに訪れます。

今までママの言うことを素直にきていた時期から、自立の時期の反抗期が起こります。

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◆ 親に怒られた子供の感情

親から注意を受けたり、怒られている時の子供の感情を知ってみましょう。

子供の気持ちを無視してやらなかった事やできなかった事の指摘に対して子供は

親から注意を受けた子供の感情

  1. 学校の人間関係や兄妹との感情に疲れているのに押し付けられる。
  2. 今すべきことは分かっていても先に注意を受け、やる気を失う
  3. 一所懸命している行動に対しても厳しい親の言動
  4. 親から嫌われているのではないかと不安

に対して子供は猛烈に母親へ抵抗する傾向があります。

 

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◆ 子供の感情が爆発した時

怒られた時の感情が爆発してしまった時の子供の言動を知ってみましょう。

 

感情が爆発すると

  1. 泣き叫ぶ
  2. 物にあたる
  3. 暴言を吐く
  4. 無視をする

と自分の気持ちを素直に出すことになります。

 

ママはパパと協力し子供のために日々一所懸命です。特にママは家事をして子供の面倒をみて、子供の学費や心身の向上にとスポーツクラブなどに参加させるためにパートに行って頑張っています。

 

ママの努力とは異なる子供の言動に

やりきれなくなり

感情がはしってつい厳しい言葉や

躾の叱るから感情の怒るへといってしまうことになり

子供を抵抗させる言動へ繋がらせてしまう。

 

この状況が続くことからママも子供も『一緒にいることが苦しくなり』誰かの救いを必要とするようになり始めます。

 

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子供の成長から学ぶ親の言動

子供の反抗期は成長の証といわれるように、反抗が長引く家庭と短く終わる家庭がありますが、娘の子は1年近く反抗期が続き心身がきついとよく嘆いていました。

 

終わるきっかけとなったのは、親自身を見つめ直し、今までとは違う対応をし始めた事がきっかけとなりました。

知り合いの方の話を伺っても、娘と同じように親子が成長した時期でもあったことを話されていました。

 

子供の反抗で学ぶことは、親がすべきことをしっかりやり、子供自身で考え⇒計画して⇒行動することで責任感を持たせる言動と道徳的な指導をしっかりさせた事でもあります。

ここがポイント

  • 親のすべき事はしっかりこなす
  • 過干渉と強制から自主性を見守る
  • 子供自身で考え⇒計画して⇒行動(記録ノートを作成)
  • 子供の自己肯定感を高める親の言動
  • 親や祖父母の「叱る役」「見守る役」の役割分担を決めておく
  • 道徳性(心)を育てる

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子供の自己肯定感を高め自信がつく

ママが子供を温かく見守る言動によって、子供自身も自立の芽生えとなっていきます。

娘の提案で孫は、孫流の成長ノートや目標ノートを作成しました。

成長ノートや目標ノートを子供自身が書き込んでいき行動することで、ママやパパ、祖父母が子供の目標を見守って応援してくれていることに自信と安心感がつき始めたらしく、自己肯定感も自然に高まってきているようです。

物事がうまくいかなくても、「できた事」「できなかった事」の確認をしながら、もう一度挑戦してみるなど「できる事」を増やすきっかけにもなっています。

 

子供の自立が芽生える時は、子供も大人も大事な時期だからこそ、ママは感情的にならずに広い心をもって、

  • 頭ごなしに注意しない
  • 押し付けたりしない
  • 先回りの言動で思考低下させない
  • 子供の言動に否定しない
  • ストレスは不健康に陥りやすい

を心がけるとママ自身「子供と一緒にいたくない」という気持ちから、子供のすることをゆとりを持って見守りながら、手を差し伸べる時期かどうかを見極めながら応援する言動によって、子供の自信に繋がることにもなり、ストレスも軽減されているようです。

 

子供自身が不安を感じている時は、ママへ助けを求めるメッセージが送られ、子供自身では解決出来そうにない時は素直にママの力を得ようとしてきます。

 

子供の気持ちをしっかり聞き、子供の気持ちを確認しながら物事にあたる姿は、親子間にとっても大変いい時間にもなっています。

いろいろな人間関係の悩みやいろいろな問題を通して親子の絆を深めることにもなっていることを、娘親子や知り合いの親子をみて感じています。

 

親子共にいろいろな感情を乗り越え、精神的に成長した姿になったと思っています。

 




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