義母や実母が『孫に関心がない』『孫に興味がない』という話を聞くようになってきました。
なぜ義両親や実両親の世代の人たちのが孫をかわいいと思えないのかの心理や心情を知りたくなる娘やお嫁さんは多く、今後どんな対応をしていっていいのか不安にもなっているようです。
孫に無関心の義両親や実両親の心理や思考を知ってみましょう。
孫に関心がないと感じるのは気のせい?
孫が生まれて来るのを楽しみにしていてくれるとばかり思っていた娘さんやお嫁さんは、出産後お見舞いに来てお祝いを渡されて赤ちゃんを見てすぐに帰ってしまう、お見舞いに顔を出さないで後にお祝い金を渡される義母と実母のクールな対応に戸惑いを隠せないでいるという現実が起こっているようです。
孫に関心がない、また、興味がないと思われる義両親や実両親にも年齢で健康状態に問題があったり、病院によっては出産の次の日に退院や2~3日後に退院に後日ゆっくりと思っていたり、遠方であったり、ご自身の習い事やお付き合いなどで息子娘家族にすべて優先とは限らないという現実があったりします。
孫が可愛くて孫のお世話をしたがる義母や実母の話を耳にしていることから、実際、義母も実母も孫に興味がないのではというクールな対応の様子に今後どのように接していけばいいのか娘さんもお嫁さんも困惑していることも起こっています。
子供を生んでいろいろと手助けをしてもらえたら助かると思っていても、実母から「産後の1ヶ月間は面倒は見るけれど、後は自分たちで頑張ってね」と言われ、「・・・???」困った時には手伝ってもらえると思っていたから驚きの言葉として、「もしかして、孫に関心がないのかな」と我が耳を疑ったという話も耳にします。
祖父母によっては孫が可愛くて目に入れても痛くないという表現をするほどかわいく思っている方もいれば、息子娘の子だから可愛く思うという方、孫は息子娘夫婦が育てていくことで困る時には手助けはするというご自身の生き方を優先する方もいます。
どれが正しくてどれが正しくないということはなく、これは祖父母の価値観に繋がっていくということを言われる方が多くなってきました。
では、興味がないや関心がない人たちにも何かしらの理由があるのではないかと調べてみると、価値観はそれぞれ本当にあることを知らされます。
「関心がない」事ばかりではない理由
祖父母が感じていることはいろいろとあることが分かってきました。
- 子育てには体力が必要
- 自分たちの事は二人で頑張っていきたいと宣言
- 子供夫婦に、親への気配りや感謝が足りない
- 祖父母が孫を可愛がることを当たり前と思っている
- 孫は目に入れても可愛いばかりでもない
- かわいく思っていても成長と共に可愛く感じない
- 孫との関りにはお金が掛かる
- 祖父母宅の物を壊しても許されると勘違いしている
- 孫に注意をすると逆に息子娘夫婦から注意を受ける
- 孫を預かると子供夫婦が外出先からなかなか帰ってこない
- 突然、連絡が来てこちらの用事も聞かずに孫を預かることに...
- 祖父母の時間をつぶされる
- 孫は精神的な援助より物質的な援助
- 義父母が孫に会いたくても迷惑そうな態度をする
- 1日孫を預かると数日体調が戻らず臥せていることが多い
この状況であれば、息子娘夫婦も納得がいくこともあるのではないでしょうか?子どもが成長して孫を預かるような時が来た時に、我が子から上記のような現実がおきる事になると両親の気持ちが少しみえてくるのではないでしょうか?
受け止め方によっては祖父母の我が儘ととれるかもしれませんが...。
無関心の結果の祖父母の未来
「関心がない」「興味がない」と息子娘夫婦が感じ取っている物事の範囲の捉え方によっては、祖父母側が「孫を可愛がっている」「息子娘家族を大事にしている」という物事の範囲の捉え方の誤差があるのではないかととれます。
孫との関わりを最低限のお付き合いにしている祖父母の方についても、実の娘の子であれば手伝いや協力は気兼ねも少なく快くできることでも、お嫁さんとなると気楽に嫁宅に行ったり、お手伝いに行く事は義母にとっては気を遣わせるようなこととなり、最初はお嫁さんも来てくれることを歓迎していてもだんだん遠慮してほしいという思いが伝わって来る状況に次第になってきます。
息子娘夫婦の思いに沿った行動をとらない事で「孫に関心がない」「孫に興味がない」と簡単に言われることも実は戸惑いがあったりもしているようです。
息子娘夫婦にはっきり物事を言える伝える義両親や実両親もいますが、ほとんどの人は、親子であっても礼儀の範囲の接し方で揉め事にならないつき合い方をしてくれていることが多いのではないかと思われます。
親であっても子を傷付けないようにと思っての言動や親自身の現実も守っていきたいという行動が、息子娘側にすると「冷たい」とか「距離を置かれている感じ」「興味がない」「関心がない」などと取られることもあったりするのではないでしょうか。
今の時代のせいにすることは憚(はばから)れますが、祖父母世代や親世代、子世代となるとかなり物事の考え方が異なってきているように思われます。
それぞれをとても尊重された良き時代でもあるように思えますし、それぞれの自立した感性は素晴らしく感じられることは多くなってきているようにも思えます。頼らずに生きていくための親でありたいとか、子や孫に迷惑はかけられないという祖父母が増えていることも事実あります。
祖父母の体験から伴っての生き方・考え方
1. 息子娘家族との精神的・物理的な距離感がある
2. 親も自立した生き方の選択を見直す
3. 子や孫に迷惑をかけない生き方
義両親や実両親も子や孫に迷惑をかけない終末を考え始めてきている方が増えていることは事実として受け止めていくことを知っておくこともいいかもしれません。
祖父母が老人ホームに入るからと言っても、息子娘夫婦が最終的には両親の最後を見ていくことになることも理解した上で、息子娘家族との信頼と思いやりある交流ができていけることが最も大切であり大事なこととして受け止められる祖父母・息子娘家族であってほしいと思います。
孫に関する投稿の回答の記事
「孫に関心がない」「孫に興味がない」というお悩みの投稿の回答欄にこのような記事が掲載されていました。
・初孫1歳を過ぎた今もそれほどかわいいと思えない。
・我が子にいだいていた愛情と異なり、可愛い息子が大切に思っている子だから、私も可愛いって感覚。
・自己主張の強いおばあちゃんは孫かわいくないという人多いです。
・老いも若きも人間性につきるのではないでしょうか?
・体力に自信がなく、しつけに自信がないものには到底受けられません
・親(祖父母)の年齢や健康状態もある。
・孫の面倒を大変な思いして一生懸命見ても当然みたいな顔している息子夫婦や娘夫婦
私には孫が3人居ますが「可愛いですか?」と質問されたら「とても可愛いです」と答える事が出来ます。実際、とても可愛い癒される存在ですからね。
でも「孫を愛していますか?」と質問されたら「愛していません」と答えます。
我が子や夫は無条件で愛しい存在ですが、孫には其処までの愛情を感じる事はできません。
冷たいと言われそうですが、現実では誰にも明かせない私の本音です。
きちんと…お祝いをしてます。 無関心で可愛いと思わなければ、そんな事しません。可愛いし、会いたいからです。 自身の両親のことばかり発言してます。少し自分勝手です。姑は、遠慮してます。今の時代…何かしても悪く感じる嫁さんが殆どです。あなたも…そんなタイプかなと。自身の両親に対しては、正しいと頭から考えてます。少しは相手側の気持ちになり大人の対応お願いします。
親子関係が良好な関係の未来
知人の例
娘の第2子の出産が1ヶ月先だからと、実母が3泊4日の温泉旅行に出発した翌朝に突然破水がおき5時半に出産したことで、宿泊先のホテルにお姉さんが連絡をすると朝食もとらずに病院に駆けつけてくれたそうです。
その話を後に知って、可愛そうなことをしてしまったといってお婿さんがいつでも温泉に行けるようにと温泉旅行のチケットをプレゼントすると、結婚に反対だった母親とお婿さんは互いを思いやる気遣いの行動を機に、仲良くなったというエピソードがありました。
相手を思いやり、大切にしてくれることで自然に絆も深まることを実感したとも言っていました。
今の状態が未来を創る
祖父母と息子娘家族が、大切な交流の在り方を考えていてくれることで絆が築かれていくのではないかと気が付かせてもらうことは多々あります。
それぞれの体験も含めて、祖父母も息子娘家族も今後どのような関わり方でお付き合いをしていくかを選択していくことで自分たちの未来ができていくように思えます。
縁あって交流するようになった方たちと幸せな関係づくりになれたら本当に幸せな一生ではないかと考えます。
人の不満を口にしていると、いずれわが身に返ることをよく聞かされ体験している人は多いのではないでしょうか?
大切な人生ですから、ご自分の関係者を大事に思える考え方の在り方で交流して幸せの輪の中にお子さんを育てることができるとお子さんは幸せですよね💛