お嫁さんが大好きで結婚した夫であっても、「嫁の親が苦手」と言ってお嫁さんの実家と距離をおいた付き合い方をしている夫に対して、「旦那が実母を嫌うから辛い」と悩みを抱えるお嫁さんがいます。
お嫁さんにとって夫や子供は大事な家族ですが、両親も大事な存在であり、家族間でいい関係づくりを望んでいます。
祖父母側は、娘や孫と上手く交流をしていても、お婿さんといい関係を作ることが難しい事への不満がある事から益々距離が開くことになってもいます。
どのようにしたら、義父母とお婿さんがいい距離間で付き合いが良好に進むのかを考えてみましょう。
嫁の親が苦手な理由とは?
嫁の親が苦手であっても、義父母との良い距離間を持ちながら交流していくことで、夫婦関係が良好となり家族が穏やかになっていくのであれば、夫のちょっとした配慮や努力は必要となっていきます。
しかし、苦手意識を変えることは大変なことです。では、お嫁さんの親のどこが苦手と思っているのかを知ってみましょう。
嫁の親が苦手と思う理由
嫁の親だからと気を遣って遠慮した対応が、義母のわがままを増長させてしまったのではないかとも思わせる言動が目に付くことが年々多く感じられたりするようです。
お婿さんから見た義母の苦手と感じる行為を知ってみましょう。
義母の苦手な行為
- 過干渉の義母
- 義母が遠慮なく家に入り込み長居する
- 相手の都合や価値観を無視した言動
- 上から目線の物言い
- 子供の育児やしつけに口を出す
- 人の話や愚痴や自慢話が多い
義母に対してだけではなく、実家依存症の妻が、何でも親に話してしまうことに対して起こる、『何でも婿さんの事は知っている』という義母の対応に対しても感情面でいい気はしていない理由もあったり...。
悪気があってしている言動ではないにしても、日々の生活に入り込まれすぎる事への過干渉ぶりも遠慮してほしいとも思っている理由でもあります。
どんな対応が望ましいのか?
母娘であっても実家から独立して新しい家族を築いたのだから、子供ができて多少大変であっても夫婦が協力し合って新しい家族を中心にした家族作りを考えているお婿さんが多い事を、義父母に知ってほしい事でしょう。
娘家族に対しての祖父母の行き過ぎた応援の行為は、返って娘家族に問題を起こさせてしまう原因になりかねない事も知っていくことは大事です。
どのような夫婦関係の在り方と祖父母の対応が望ましいのかを知ってみましょう。
ココがポイント
- 娘側の方からお手伝いの依頼がない時にはそっと見守る
- 理由付けをして毎日孫に会いに行かない
- 娘家族の生き方に口を挿まない
- 夫の不満を語るのではなく長所を義母に話す
- 夫婦でよく話し合って物事を決める
- 「ありがとう」の言葉の数を増やす
- 相手の喜ぶ行動を心がける
家族だけの大切な団らんの時間を奪われるというお婿さんの気持ちがある事も知っておくことも大事です。
お互いの家族の最適な交流について、どのような対応がベストなのかも、祖父母の性格や生き方を知っている娘さんであれば理解されていることもあったりします。
- 夫婦間で今後の家族の未来設計を構築しておく
- 嫁家族と嫁の実父母との交流を大まかに決めておく
これを夫婦で決めておくと最初は大変と思うかもしれませんが、長い目で見ると案外「関係づくりを構築しておいてよかった」と思われるようなことが起こってきますから、前向きに捉えてみてもいいかもしれません。
祖父母と娘家族の最適な交流関係
嫁の実父母と婿家族が最適な交流にしていく為には、お互いの家庭をそれぞれ大事にしていくことが大切です。
特に、夫婦間で育児や家事等の協力をしっかりと話し合った後は、行動に移す事によってお互いの不満を払拭されて、ストレスが最小限になる事があげらるからです。
夫婦に子供が授かるとお嫁さんの親にお願いすることがほとんどですから、前もってどのようにお願いをしてどこまでお願いができるかなど夫婦の話し合いがされていることによって、嫁の義父母側からキツイ意見をそれぞれに言われたとしても、感謝の言葉を添えながら「〇○○してもらえると助かる(ります)」とゆとりある対応が物事をスムーズに運ぶ事が往々にあります。
してもらった時は、感謝の気持ちを形にすることもとても大事だということを教えてもらっている人は多いと思います。
両親は物やお金が欲しいというより、婿さんや娘の感謝の行為を喜んでいることです。
個人的な話になりますが、
子供を出産する度に実家にお世話になったのですが、その時、主人から預かったお金を母に渡すと、孫のお祝いにと預けたお金の倍以上の物をたくさんプレゼントしてくれました。(夫は恐縮していました(笑))
嫁の実母のお手伝いが必要な時やお祝い事などのイベントなどに招待する時には、婿夫婦がしっかり話し合った結果の義父母との関りは、適切な対応の仕方によって義母の対応が変わった方がいらっしゃいました。
【 体験談 】知り合いの方の母と娘夫婦
知り合いのお子さんが結婚され、娘さんの実母は大変元気のいい方で家族皆が実母の言うことをいつも優先していたのですが、娘さんが結婚をして子供が授かると、実母が30分離れた娘宅に毎日のように来て夕方遅くまでいることから、旦那さんの帰宅が遅くなった事や娘さんが実母の言動を悩んだ末『夫婦で子供をしっかり育てていきたい事』をご主人に言うと、早速実母に二人の気持ちを話すと大変ご立腹だったようです。
しかし、婿さんが「お義母さんが、A子さんを愛情豊かに育てくれたから、僕はとても幸せです。だから生まれた赤ちゃんにも妻のような大人になって欲しいので信じて僕たち家族を見守っていてくれませんか?」と夫婦でお願いすると、最初は怒っていた義母がそれから娘宅へは来なくなったそうです。
お婿さんも義母が苦手でいい距離間の付き合い方をしていましたが、義母のマイペースな言動は娘さん自身の心身の負担になってきて今回の出来事になったようです。
その後、週2回LINEで近況報告を夫婦でするようになると、徐々に義母の気持ちもほぐれ数か月後、家に招待されることになったようですが、以前の義母とは思えない程、強引な言動から柔らかい物腰になっていることに驚かされたようです。
義父にも、『どんなに仲のいい親子で会っても行き過ぎは互いを不幸にする』と何度も言われたようです。
さらに、義母が不平不満や愚痴・悪口を言うと義父が「孫に嫌われるぞ」と言うと笑って口を押えて言わなくなっていったそうです。
今は、孫のイベント事などに声をかけると喜んで楽しみながら孫の成長を応援してくれているそうです。
最適な付き合い方で婿の信頼が増す
程よい距離間が取れて付き合い方もそれぞれが最適で無理がない事から、知人のお婿さんと義母の関係が良くなり相談事はお婿さんへ連絡が入るようになったとも伺いました。
ココがポイント
- 相手に依存することなく
- 過干渉になり過ぎず
- 自我を出し過ぎず
- そっと見守り
- 困った時には無言で気持ちよく応援
- 感謝は忘れない
この生き方が難しいように感じるかもしれませんが、慣れると案外楽だったことに気が付く時が来るようです。
相手を責めたり、自分を責める事より家族とどのような家庭で在りたいのか夫婦で話し合ったり、親との関わりもどのような在り方が最適なのかをじっくり考えて相談したり協力してもらえることで、良い家族関係ができていったようです。
夫婦関係も親子関係も祖父母孫関係もすべてが心地いい関係になってほしいと思っています。
娘夫婦とは生き方の方向性が異なる考え方の親であったりする場合は、そっと適切な距離などを取りながらお付き合いができるといいですね。
実父母・義父母と娘息子家族との関わりが思いやりあふれた豊かさの中で関係が築かれていくことを願っています。