下の子が生まれることで起こる上の子の甘え、今まで上の子が中心だった生活から下の子が優先に、さらにママは育児や家事の激務の日々から上の子の気持ちを察する余裕もなくなってきてしまいます。
ママにゆとりがなくなってきた頃に起きはじめる、上の子の甘えのサインが目立ち始めてきます。
下の子が生まれると上の子の赤ちゃん返りは、ママにとっては辛く上の子にきつく言ってしまう言葉でさらに寂しさを募らせてしまいます。
上の子の甘え、寂しさ、赤ちゃん返りについて親子の心と良好な関係作りを知ってみましょう。
上の子の甘えサインは寂しさサイン
ママも育児や家事でいっぱいいっぱいになっていることから、上の子の気持ちの変化に気づかずにいたりします。
上の子が甘えて来るとママの言葉は、
「お兄ちゃんなんだから」
「お姉ちゃんなんだから」
「自分でできるでしょ」
「一人でやれるでしょ」
の寂しい言葉の連続となり『自分にはしてもらえない』という寂しさから
- 赤ちゃん言葉
- おもらし
- 食べ物を自分で食べなくなる
- よく泣く
- いうことを聞かない
- 抱っこの要求
- 指しゃぶり
- 爪を噛む
など自分でしていたこともしなくなり、赤ちゃん返りが始まってきます。
下の子が生まれるまでは、上の子が中心となっていた環境から手のかかる下の子へと移ったことから、ママから大事にされたい、自分の方に振り向いてもらいたいという気持ちから甘えがおきてきます。
上の子の精一杯の知恵の行動を理解してあげなくてはいけないと思いつつ、忙しさについ上の子に厳しくなってしまうママ、上の子の気持ちを理解していくことはママも子供たちにもとてもいい環境づくりにもなりますから、少し見つめてみてもいいかもしれません。
我が家でも、ママと子供が上手く互いの気持ちを伝えられるように、祖母の立場で娘と孫がいい関係作りになるためのホローをさせてもらっています。
ママと一緒に下の子のお世話と家事を楽しもう
常にママと一緒にいたい上の子は、ママに褒められると嬉しがり、ママの仕事をよく手伝ってくれます。
私の育てた子供もそうでしたし、
娘の子供もそうですが、
ママと一緒に家事や
下の子のお世話を
一緒にしている時ほど
嬉しく幸せそうな顔をすることはありません。
娘親子を見ていると、ママの事がどんなに好きかを知らされます。
下の子に手がかかる時に限って
上の子がママにして欲しい事を言ってきませんか?
そんな時は、下の子が泣いていても上の子の頼まれごとを優先にすると「あっ、泣いている」と言ってママの手をひいて連れて行って下の子の面倒をみるように声をかけてくれます。
「オムツが濡れて泣いているのかな」と言うと、上の子が紙おむつを持ってきてくれたりしてお手伝いをしてくれます。
本当に不思議で、ありがたいです。
その逆に、下の子が泣いているからと下の子を常に優先にする言動は、上の子を寂しがらせる結果となり、ママに甘えたくてもいつも下の子にママを取られたという感情が起こることで赤ちゃん返りであったり、困らせる行動をとるようにもなってきます。
親の気持ちを上の子に押し付ける行為より、一緒に下の子の面倒をみることに参加しているというやり方に導いてあげることで、今後兄弟姉妹とも仲良くやれたり、家族間も思いやりがある関係に繋がっていくなるのかと思っています。
近所や知り合いの方でも上の子を優先にして一緒に行動する親子と、下の子がどんな時も優先にする親では上の子の態度がかなり異なる傾向があるように言われます。
➡「上の子が優しいの」というママの行動は、上の子と一緒に家事も下の子の面倒も一緒に楽しんでいる方です。
➡「上の子が意地悪なの」というママの行動は、下の子が優先であり、家事もママや下の子の面倒もお手伝いをしようとしても一緒にすることで時間がかかることからと一人ですべてこなしていることです。その結果、ママに反抗的であったり、下の子に対して無視をする行為をして親切ではないといわれています。(これはあくまでも一例です)
上の子も下の子も同じように愛情を持って接しているつもりでいても、子供の気持ちを傷つけるような言動をしていることがある事を理解していくことで親子・兄弟姉妹間に温かい関係性を知らず知らずの内に築かれていくように、娘親子や自分達親子孫と関わりながら実感してもいます。
子供が小さいからと言って子供の心を無視した言動は慎みたいと、良い人生の勉強をすることがあります。
お手伝いをしてくれた上の子には、「一緒にお手伝いをしてくれてありがとう」と言いながら下の子の側で本を読み聞かせる素敵な時間もいい家族関係が作れたりします。
お手伝いをしてくれた時、どんなに小さくても「ありがとう」の言葉は、不思議と笑顔いっぱいの顔を見せてくれます。
当たり前のことをしている行為であったとしても「ありがとう」の言葉で、家族関係の絆を深めていきましょう。