祖父母が孫に会いたくて、「孫に毎日会いたい」とお願いされる、催促の連絡に『せめて月1回』にと困っているお嫁さん、どのような対応をしていいのか思案にくれています。
祖母も子供を生んだ経験もあることから、
- 産後の大変さ
- 子育ての大変さ
- 家事との両立の大変さ
- 祖父母との気遣いの大変さ
を理解してもらえたらどれほどありがたいかとお嫁さんは思っています。
中には実母であっても自宅に来てもらうことを拒否する娘さんもいるくらい、気疲れして体調や母乳にも影響が及ぶ方もいらっしゃる程です。
義母実母から孫に合わせてほしいという気持ちを、せめて月1回にして欲しい後は「見守っているわね」という感情に切り替われることができるのかを知ってみましょう。
「孫に会いたい」 月1回にして欲しい嫁の理由
義母も実母も経験者ですから産後の大変さは身をもって知っていることと同時に、生まれてきた赤ちゃんの可愛さも知っているのです。
自分の血を引く孫であれば、可愛さも一入なのかも知れません。
私自身、娘の出産の時には自分が出産をするとき以上に胸がドキドキして「親子共に元気で無事に生まれてきて…」と只ひたすら祈っていた事を思い出します。
出産後の娘の顔は、疲れ切った顔と安堵感、そして子を抱く姿はすでに母になっていて
「よく頑張ったわね」
と声をかけると娘は涙ぐんでいました。
私も感激のもらい泣きです。
産後ほとんどの方は、1ヶ月間は実家で面倒を見てもらった後に、自宅に戻るというケースが多いですが、自宅に戻ると義母からの「孫に会いたい」の連絡が入ることも多いですね。
育児と家事に慣れていないこともあったり、産後のホルモンバランスの乱れもあることから体の調子もあまりよくない状態でいる時期でもあります。
そんな状況の時に、孫に会いたいという祖父母の連絡が頻繁にくることは大変辛いのもが実はあります。
体調が優れない時期であり、育児と家事の両立が難しく部屋の中は散らかっていたりしていることから、義父母の対応に追われストレスが加わりイライラがさらに増すことから、産後うつにもなりやすい時期の為、周りが配慮してあげられることは大事になってきます。
「可愛い孫に会いたい」
「可愛い孫を抱っこしたい」
「可愛い孫をずっと見ていたい」
気持ちは十分理解できます。
頻繁に会いたいコールや孫に会いにいく行為は、お嫁さんをさらに疲れさせてしまい、一日中赤ちゃんの世話で疲れてしまって思ったような子育てができない状況を作ることで不安が出来たりママの食事もままならない状況も重なることから産後うつの症状が出ることも起きてしまうのです。
産後うつの状態になると一番困るのは、祖父母が大事といっている孫に影響がおよぶことを知っておく必要があります。
この一番大切なことを祖父母自身が気が付くことが大事になってきます。
孫だけではありません、息子をも苦しめる結果を知らず知らずの内に作る結果にもなることを知っておく心の豊かさが必要になってくるように思います。
出産後のママに起こりやすい症状を知ってみましょう。
産後のマタニティブルー・産後うつ症状は避けたい
産後は精神状態やホルモンバランスの乱れによって体調の変化が出やすい時期、授乳や夜泣きで昼夜休む事が出来ないママに起こりやすい、産後のマタニティブルーですが、さらに深刻な症状になると産後うつというとても苦しい状態になります。
産後うつは病気ですから症状が長引く時は、精神科や心療内科の受診をお薦めします。精神科や心療内科の受診に抵抗がある場合には、出産した先の産婦人科で相談にしてみましょう。
症状が酷い場合には、投薬治療になることもあるようです。
どうしても病院に行く事に抵抗がある方は、エジンバラ産後うつ病質問票 をしてみてご自身の症状を知ってみるのもいいと思います。
産後うつの状況を作る要因としては
- 憂鬱でイライラしやすい
- 育児に不安を感じる
- 睡眠不足
- 疲れやすく体調が不安定
- 家事をする元気がない
- 理由もなく涙がでる
- 食欲低下
- ホルモンバランスの乱れ
マタニティブルーや産後うつにならないように、周りの人たちの配慮は大切になってきますから、大事に見守ってあげること、また必要に応じて協力が出来たらいいですね。
産後は、実父母・義父母も可愛い孫が気になる時期ですが、娘やお嫁さんが望んでいることを周りの夫を含めた大人たちが協力してあげられたらいいですね。
孫に会いたい祖父母の対応は?
お嫁さんの心身のバランスが乱れてしまう時期には、息子夫婦からの連絡を待つことが祖父母のできる孫家族に寄り添える気遣いかたと思いませんか。
- 赤ちゃんに会いたい
- 赤ちゃんを抱っこしたい
- 赤ちゃんをずっと見ていたい
という気持ちから
可愛い孫を大事に思っていればこそできる。
『そっと見守る』
という行為をしたことで
義父母の深い愛情
に気付いてもらえたという身近な方の実例があります。
息子やお嫁さんが祖父母の「そっと見守る」行為の愛情の深さを感じることで赤ちゃんを連れて祖父母宅に訪問してきてくれる方の話です。
事例:1
祖父母の本心では、孫に会いたい・抱っこしたいという気持ちをこらえて、お嫁さんが疲れないようにするために息子さんに連絡を取ってお嫁さんの状況を聞きながらそっと3ヶ月間見守っていると、LINEで赤ちゃんの写真や映像が送られてきたり、息子夫婦が元気そうに赤ちゃんを連れて来てくれたという話を耳にしました。
お嫁さんは義祖父母に感謝して、「体調のいい時に家族でまた来たい」とまで言ってくれたそうです。
事例:2
またその逆の方もいて、産後実家に1ヶ月間いたこともあって、孫に会いたくて会いたくて毎日のように義母が来ていたことでお嫁さんの体調が悪くなり、息子さんからしばらくはそっと見守っていて欲しいと連絡があったきり、数ヶ月間、孫に会うこともできなかったし連絡もできなかったという方もいます。
どちらを選択するかは自由ですが、息子家族、特にお嫁さんに寄り添った考え方の言動こそが、祖父母の望む「可愛い孫に会いたい」の希望が叶いやすい状況を作ることになるのではないかと深く考えさせられました。
孫は祖父母にとってもとてもかわいいタカラですから、どんなに見ていても飽きませんが、かわいい孫を育ててくれているお嫁さんがいてくれてこそという考えでいることを私達祖父母は知っておくことが大事ではないかと思っています。
可愛い孫を育てくれているお嫁さんが望んでいない行為は避け、望む行為をしてあげてこその祖父母であることで、息子夫婦との良好な関係の絆を深めていけたら嬉しく幸せですね。