息子が結婚をして嫁いできたお嫁さんに対してよく耳にする『うちの嫁常識がない』という言葉。
息子が選んだ大事なお嫁さんを真っ向からの否定『うちの嫁常識がない』、お姑さんはお嫁さんと上手く付き合っていきたいと思っているのかが気になります。
そんなお姑さんに知ってほしい常識非常識で息子家族と義父母との未来の影響を紹介していきますね。
嫁に常識ない! 常識にとらわれ過ぎのズレ
常識とは一般的な社会ルールではありますが、常識がないという理由でお嫁さんにたいして不快な態度で接していることが、実は息子を傷つける結果になることをお姑さんはご存じなのでしょうか?
よく言われる一般的な常識が身についていることで揉め事が少なくすむといわれますが、常識にとらわれ過ぎることで家族の関係がギクシャクしてくることも実際に起こっています。
長い年月を生きてきたお姑さんですから、甘いも辛いも人生を知り尽くすほどの経験は豊富ではないでしょうか?
常識だけにとらわれて、大切な息子夫婦に亀裂や孫との関わりがなくなるようなことになるのもつらくなります。
常識という幅広いルールをすべて知っている人ばかりではないと考えると、知っている事もあれば知らない事もあるという大らかな気持ちで受け入れることで互いを大切な関係づくりも自然にできてきます。
『 常識の枠を外し、知らない事はいつか知ってくれる時が来ればそれでいい 』と思ってあげられる心のゆとりもあってもいいのではと思います。
伝えられることがあれば理解してもらえるように親切に教えて導いてあげられたらいいですね。お節介すぎても嫌われ嫌がられますから、訪ねられたら親切に相手の気持ちになって伝えてあげたいものです。
伝えるにも教えてもらう側が一番嫌いと思わせる「押し付け」「お節介」「さげすみ」の対応は、良好になれるチャンスを自ら潰す形にしてしまうことがありますから、お嫁さんが知りたいという気持ちになった時は温かく導いてあげることは人生の先輩として一緒に学ぶことになれたらありがたいと思いませんか?
伝えることは最も難しいのですが、ベストセラーになった「伝え方9割」は参考になる良書かと…レビューも528件入っていて見逃せない本かと思います。伝え方を間違えると押し付けにもなってしまいますからご参考になればと思ってご紹介させて頂きますね。
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嫁に常識がない!ネガティブな捉え方が祖父母自身を傷つけることにも
「義母に常識ない!?常識で傷付く非常識」の記事内(下記)にも書かせてもらいましたが、常識非常識の判断は大変難しく、寛容な態度で見守ることができれば知らず知らずの内に人は変わっていきます。
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義母に常識ない⁉ 常識で傷付く非常識
嫁ぐと夫家族との交流が深まっていくことで、『義母に常識ない』と感じてしまうことが目に留まるようになり、今後の付き合い方に不安を抱えるようになるお嫁さんが案外多くいます。 常識とはいったい ...
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ただし、自分は正しく相手が悪いから相手を治さなくては…と思う思考は相手への強制となることからなかなか相手に変化は望めないのではないかと思われます。
常識というルールは時代の流れとともに変化してくる部分がある事を知ると、嫁姑が思う常識の枠内での良し悪しを決めていくことで互いを傷つけあうことになることは少し残念に思います。
常識がない事について相手を責めるようなことは、相手にも自分自身にも決していい結果には繋がることがないように思うのです。
過去上手くいってなかった方が言われている言葉を箇条書きにしてみました。
- 傷つけられた思いはなかなか消えない
- 良く思われていないから義実家には行きたくない
- 細かいことで注意を受けるから遠慮したい
- お祝い事にも失礼があるといけないから遠慮する
- 息子夫婦の喧嘩が増える
- 子供もよく思われないから行かせたくない
- 義実家との交流は夫(息子)だけにしてもらう
- 老後の面倒は見たくない
義父母の未来は義父母自身が実は決めていたり!?
よく耳にしませんか?
「義実家の両親いい人なんだけれど、行きたくない!」
娘さんが嫁がれて、嫁ぎ先のご両親がとてもいい方と聞かされていても娘さんは「義実家より実家に帰ってきたい」という言葉。
実両親は嬉しいのですが、逆の立場で考え息子のお嫁さんが自分の娘のように思っているのかと思うと「複雑な気持ち」になりませんか?
お嫁さんやお婿さん、特に孫には来て欲しいと思われているのであれば、気さくに来てもらえるような対応は必須ですね。
楽しくひと時が過ごせて双方が思いやれ居心地のいい場所にすることで良好な関係が深まっていけたら、そんな幸せなことはないはずです。
大切な新しい家族との交流を大事にしていくことで、息子家族や娘家族とのいい関係も深まって行ければ家族が集まるお正月やお祭り、何かしらのお祝い事にも気さくに集まり、夏の家族旅行など楽しく行事を過ごすこともでき、老後寂しい思いも少なくいられるのではないでしょうか?
私の知り合いに仲のいい親子家族がいて、おじいちゃんが入院をして亡くなるまで、息子娘家族がよくお見舞いに来ていて最後に立ち会った時はみんなに「ありがとう」といって微笑みを浮かべて息を引き取った方がいました。
残されたおばあちゃんは、自分の子供たち家族に深々と頭を下げずにはいられなかったといっていました。同じ人生だったら、幸せでいい家族関係にしていられたら本当に幸せですよね。
◆その方の心がけていた事は以下の事だったそうです。
- 家族や親戚、近所の悪口は言わない
- 親や子供家族の困る時には快く動いてあげる
- 子供家族にあげる物はできるだけ平等に贈る
- 嫁や孫のえこひいきはしない
- 礼儀や常識にとらわれ過ぎて傷つける言動はしない
- してもらった行為に親子間でも感謝し合う
- 親子であっても親しさから思いやりを忘れる事は禁物
息子娘家族から大事にされる祖父母であれるよう努力も大事のようです、末永く良好な関係づくりを心がけて行くようになるといいですね。