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義実家に泊まりたくない!嫁も息子も気疲れ‼

義実家へ年に何回かは孫を見せに家族で行く家庭は多いと思います。日帰りで帰れると気疲れも少ないのですが、泊りになると多方面で気を使って帰宅後は何もしたくなくなるほどぐったりとしてしまうお嫁さんは多いようです。

 

気疲れをしているのは、実はお嫁さんだけではなく傍で何気なく気を使っている息子も案外疲れているようです。できれば、義実家に泊まりたくないという気持ちは、息子も嫁もそっと思っていたりするようです。

 

義実家に泊まりたくない、本当の気持ちって・・・?

息子や孫は自然体で接していられるのだけれど・・・。実は、義父母もお嫁さん同様に気遣っていてくれていますが、迎える側になると気が強くなって、子育てに口を挿んだり、息子夫婦の育児法に忠告をしたりと昔の子育ての良さを言ってきたりします。

 

食べ物についても孫と良好な関係を築こうと努力してくれていることは感謝しつつも、身体によくないといわれるお菓子を食べさせることにも憤りを感じることもあったりします。

 

せめて、親である息子夫婦に許可を取ってくれたらありがたいと内心思っていたりもします。おじいちゃんおばあちゃんの可愛い孫の喜ぶ顔が見たいということもわかるのだけれど・・・。

 

そっと、お嫁さんは夫に目で「育児方針があることを伝えて」と合図しますが、夫もなかなか自分の親であっても親の気持ちがわかることから親には言えないものです。

 

板挟みになっている夫であり息子も実家に泊まるときは、かなり違った意味で疲労するようです。

 

子供が小さいうちは泊りがけもありますが、子供も少しずつ大きくなると子供会や習い事先のイベントもあったりと孫の環境を大事にしていくようになり、段々泊まる回数も減るように自然になっていきます。

 

泊まる回数が減ることで、孫が来ることを楽しみにしている祖父母から催促があったりしますが、孫の事情があることから年々減っていくようになっていくようになります。

 

孫が来なくなることで祖父母からの催促の対応は・・?

可愛い孫がなかなか会いに来てくれない時は、祖父母からの催促の連絡が息子やお嫁さんにきますが、状況を見ながらの返事になることはやむを得ない状況となり、祖父母の理解が必要となります。

 

孫が小さいうちは、おじいちゃんおばあちゃんの家に行く事が楽しみですが、孫も成長していくと行き易い祖父母宅であれば喜んでいくようですが、孫が祖父母宅に行って楽しかったという気持ちやおじいちゃんおばあちゃんが大好きだから会いたいという感情が薄いと、孫自身が行きたくないと思っていたりするようです。

 

孫が小さなうちは、義祖父母との関係がいろいろあっても、義祖父母の希望はできる事なら叶えてあげましょう。孫が大きくなることで次第に義祖父母との距離が置かれるようです。

私の知り合いの数人の場合

例1

義実家の祖父母宅に孫家族が1ヶ月に1度の割合で、泊りに来ていたのですが、長女が小学校3年くらいになると突然、「私は家にいる」と言い出したそうです。

娘にどうしたかと尋ねても「自分の家にいたいから・・」意外は口にしないといい、下の子を連れてパパがいつも通り宿泊をしたそうですが、数ヶ月後下の子供も「僕いかない」と言い始めたそうです。

 

義祖父母は孫に会うのが楽しみでしたが、子供の話を聞いているうちに自分たちが行く事でおじいちゃんおばあちゃんも本当は喜んでいないのではないかと感じていたそうです。

 

孫から見て祖母が楽しいよりため息をついている姿が印象的で、自分たちが泊まりに来ることを本当は嫌なのではないかと思うようになったようです。

 

おばあちゃんがすべての家事を6人分しなくてはいけないことや、部屋の中では騒がないようにと注意をしても聞かないでいた事が知らず知らずのうちに不満が態度に出ていたようです。

 

おばあちゃんも気を使てくれて、お嫁さんに「何もしなくていいわよ」と気遣っていることがお嫁さんが遠慮して何もしなかったことが負担になりだしてきてもいたようです。

 

また、祖父母宅に飾ってある写真やお手紙や絵などが自分たちの物ではなく従姉弟(いとこ)の物であったりすることからも小さな心を気付つけていたりもします。

 

孫が行かなくなると、寂しさから泊まりに来てねの催促があるようですが、今は遠慮して年2回だけは泊りがけで行くようにしているそうです。

 

その断わり方も、子供がお友達と約束をしているなどの理由をつけているようです。

 

例2

一人息子で義父母も若いこともあって、孫が来ることがとても楽しみで、頻繁に電話がくるようです。

 

泊りがけは月に一回で、週に1~2回はお嫁さんが義実家に連れていくそうです。息子が帰宅が遅いこともあって夕食を済ませて義母が息子の夕食分も持たせてくれることから食費も浮いて楽だとお嫁さんは思っていたそうです。

 

孫も良くしてくれる義祖父母に懐いていていい関係を築いていると2年間思っていたようですが、ある日、夫から義実家へ行くのは自分の休みの時に一緒にしようと言ってきたそうです。意味が分からなく何度も理由を尋ねたそうなのですが、「理由はない」の一点張りだったそうです。

 

多忙なご主人は、月に1回だけ家族を連れて義実家に連れていくそうですが、孫に会えた時の喜びは以前に増して喜んでいる様子をお嫁さんは理解できなく、義父母と夫との間で何かがあって、自分が何か嫌われることがあったのではないかと疑心暗鬼に陥ったそうです。

 

お嫁さんの話を聞いてみると、お嫁さん自身は仲良くやってきたと思っていたようですが、どうも何にでも遠慮なさが義父母の気持ちが少しずつ疲れてきていたように受け止めました。

 

お嫁さんは子供に手作りのクッキーやケーキを作るようですが、義父母宅にはもっていったことがなく孫がママが作ってくれて美味しいことを話して「お友達にも上げて喜んでくれたよ」と話していた時から様子が変わってきていたことに気付かないでいたようです。

 

義実家は経済的にも豊かな家で自分の作った物は口に合わないだろうと思って持って行かなかったようですし、義祖父母も「気持ちだけで十分だから手ぶらで遊びに来てね」と言っていたからいつも顔を見せに行く事が義父母の願いかとも思っていたようです。

 

「お手伝いもしなくていいよ」と言われていたから、家事の手伝いもしていなかったようです。それがすべてではありませんが、多少のお手伝いや何かしらの手土産は必要だったのではないかと今は申し訳ない思いでいるようです。

 

今は、義実家に行った時は、いろいろと手伝うようにはしていたり、美味しかったお菓子や手作りのものを手土産に持っていくようになったようです。

 

「また以前のように遊びに来てね」と言われたそうですが、月1回家族で義父母宅に行っていて、連絡が来ても「ありがとうございます」といって月1回の訪問にしているようです。

 

子供の習い事も増やすことで義父母宅の訪問も自然になくなっていったことから問題解決にもなっているようです。

孫が会いたいと思う祖父母は一体どういう人なのか?

子供たちに「おじいちゃんおばあちゃんが好きな理由は?」と尋ねると、優しいからとか一緒に遊んでくれるからという返事が返ってきます。

 

私の知り合いに、ママに叱られると携帯電話で「おばあちゃん」と泣いて電話が入るそうです。どうしたのと尋ねると「ママに叱られたの」と泣きながら訴えるそうですが、おばあちゃんは孫の話をそっと聞いているだけだそうです。

 

話し終えると、「おばあちゃんの家に行っていい」という時は「ママの許可を取ってからにしようね」「おばあちゃんは、○○ちゃんが大好き、○○ちゃんを大事にしてくれている○○ちゃんのママも大好きだから、ママとしっかり話してね」といって孫とママの話す大切な時間を作るようです。

 

孫のことも孫のママのことも大事であることをそっと教えてあげる機会を得ることで、親子がいい関係づくりをしてくれます。

 

娘やお嫁さんも、先ずは親子関係が大事であることを義父母も実父母も願っている事を理解できるようになると自然と信頼関係が構築されていくように思えます。

 

人間関係は、親子であっても娘やお嫁さんの気持ちを理解して思いやりの心があることで大いに助けられることもあります。子育て中は、多方面でママも疲れていますから長い人生を生きてきた先輩として義父母も実父母も娘やお嫁さんに気遣う思いやりの中で接していると自然に仲のいい関係が築かれていくことと思います。

 

人生の先輩である祖父母が優しく温かく見守って協力していってあげたいですね。それが、孫や息子娘家族と末永くいい関係づくりとなり、好かれる祖父母となることと思っています。

 

息子夫婦が泊まりたくないと思う気持ちに発展する行為は、お互いの思いやりが希薄になって起こることなのかもしれません。自分の気持ちを優先ではなくて、双方の気持ちを大切にしあったときに自然と「おじいちゃんおばあちゃんの所に会いに行こうか」となるのが理想ですね。




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