躾・学び

孫育児 お手伝いの習慣

子供のお手伝いは能力開発に役立つ

子供がお手伝いをしてくれる年齢をご存知ですか?

実は、1~2歳にはお手伝いをし始めてくれています。「えぇっ!」と驚かれるかもしれませんが、室内でママやばぁばが洗濯物を干している時、子供は洗濯物の籠から洗濯した衣類を出してくれます。

「それって、ただのいたずらでしょ!」と思うかもしれませんが、実は、「ありがとう、それ頂戴」と言うと子供は手渡してくれ、持てる範囲で洗濯物を籠から取ってくれるようになります。

ただし、忙しいママやばぁばには、忍耐のいることになりますが子供はいいことをしていると思うのか、思わないのかはわかりませんが嬉しそうに手渡してくれるようになります。

この行為は、お手伝いの始まりではないかと思っています。

 

3歳くらいになると、多少の個人差はあると思いますが一人でパジャマを着れるようになったり、洋服に着替えられるようになったころには、パパママ・じぃじばぁばの言うことも理解でき、注意されていることも、褒められていることもわかるようになってきます。

 

何かをして褒められれば好奇心の旺盛な子供は、嬉しさであったり、ママの笑顔が見れたりと子供ながらの心のままに行動が起こるようになります。

 

お手伝いも少しづつママやばぁばやじぃじのしていることに興味を持ち手伝いの幅も広がっていきます。

 

子供はお手伝いが好き!?

ママやばぁばの意識の持ち方によって、子供のお手伝いの始まり方は「お手伝いしてくれたのね、ありがとう!」という大人が子供のしてくれる遊びかもしれない行動に温かく接することで、お手伝いという意識が開始されるのでないかと思っています。

 

実は、30年以上前のこと、雨で洗濯物を部屋に干すため洗濯籠から洗濯物を取り出して干しているのを見た1歳半の息子が洗濯籠から洗濯物を取り出していました。

 

その時に、「お手伝いをしてくれるのね、ありがとう!それ頂戴」と声をかけると、その後も嬉しそうに手渡してくれるようになったのです。

しばらくすると、終わった洗濯籠を洗濯機の方に持っていくようにもなってきます。子供は大人のすることをよく見ていることを痛感します。

 

また、掃除機を使って掃除をしようとすると掃除機の収縮延長間を持って一緒に掃除をしてくれようとします。

 

お手伝いをしてくれることはうれしいのですが、掃除機のブラシの部分を動かすことができなく、これには、いささか困ってしまい補助としてついているブラシ付きノズルを息子の掃除機として一緒に掃除をしていたことがありました。

 

大人の接し方や言葉の使い方によって子供も楽しくお手伝いをするようになります。子供は好奇心が旺盛ですからママのすることに興味があり、ママから「ありがとう」と言われれば益々ママのすることに興味がわいてくるように思えます。

 

家事仕事は、何かをしながら違うことをするという行動で家事をこなしていきますが、お風呂などはタイマーをセットして釜にお湯を入れれば、タイマーが鳴ったことを察知してママにお湯がいっぱいになったことを伝えに来たりします。

 

その時にも、「教えてくれて、ありがとう」「本当によく気が付くのね」とお手伝いをしてくれたことに感謝をすると大変うれしそうな満足げな顔をしてくれます。

 

お手伝いは、年齢が増すことでお手伝いの幅が広がります。また、お手伝いをしてくれるようになると、自分のことも手際よくできるようにもなっていき物事ができるという自信もつくようになっていき自然と自主性が身につくようにも思えます。

 

お手伝いできる年齢

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年齢が増すごとにできることも増え、片付けの要領も高まり手際よくお片付けもできるようになっていきます。時間をかけて見守ってあげることが大人が子供への成長の手助けになっていくのではないかと思っています。

1~2歳児の出来るお手伝い

お手伝いの開始の時期です。好奇心が芽生えいろいろ事に興味を持ち始め大人のすることをよく見て一緒にやろうとしてくれます。

子供自身が使って遊んだおもちゃも一緒にお片付けができるようになります。

 

3歳児の出来るお手伝い

好奇心が高まり、洗濯物をたためるようにもなったり、畳んだ洗濯物を整理ダンスに入れられるようにもなり、できることへの満足感と「褒められた」喜びも加わって益々、自信にも繋がっていきお手伝いも増えてくるようになっていきます。

いろいろなことに興味を示すようになりますが、決して、パパママ・じぃじばぁばは面倒ぐさがらないように子供の成長段階と思って一緒に見守ってあげましょう。

 

4~5歳児の出来るお手伝い

台所にも立ちたがるようになり始め、簡単な料理や食器洗いもママやばぁばと一緒にやりたがるようになります。

食事の準備も後片付けも上手にできるようにもなってきます。

 

お手伝いは子供の成長に役立つ

お手伝いをする子は心の発達が目立ち、特に家族への思いやりや責任感などが育つとも言われます。また、好奇心や自主性、創意工夫が育まれる傾向があるようです。

 

小さい時から人の役に立つことの喜びも自然に身につくこともできるようになったり、家族との会話も増えることからコミュニケーションが高まり、自分の気持ちを上手に伝える力も身につくようにもなったりします。

お手伝いをはじめた頃は、大人の忍耐力が必要ですが、長い未来のことを考えるママやじぃじばぁばにとって頼もしい役割を果たしてくれることでしょう。




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