孫のしつけは本来親がすべきことですが、では祖父母は只々可愛がっていればよいのかといわれるとそうでもありません。ではどんな時に、祖父母は叱っても良いのでしょうか。
しつけは基本的には親の役割であっても、親が共稼ぎで孫を夕方まで預かる立場であれば、しつけは親の代わりをすることになりますから、息子娘夫婦としっかり誤解が生じないように話し合ってから孫を預かりましょう。
孫のしつけで叱って良い時は?
孫が小さい時は、その場での行為に対してすぐに注意が必要となります。小さいお子さんは、良し悪しの判断が付かないところがありますから、優しく語り掛けるような注意の仕方が効果的かと思われます。
しかし、命の危険な行為や目に余るような行動に対しては強めに厳しく叱ってもいいのではと思いますが、息子娘夫婦によっては注意や叱ることは親がすべきと思っている場合は、命にかかわることや目に余る行為をした時はその場で注意が必要なため叱るかもしれないと孫を預かるときには一言添えてから預かりましょう。
孫が大きい場合は、言葉で伝えれば良し悪しは理解されますから、命の危険を感じるような事をしない限り強くしかることはないかもしれません。大きくなってきた孫は、礼儀マナーも覚えることも早く祖父母の家で教えてもらったということも息子娘から報告があるようになり、感謝もされるようにもなります。
やはり難しいのは、良し悪しがまだ理解されない年齢の子のしつけは難しく、祖父母の注意の仕方が息子娘夫婦には気に入らないこともあったりする場合には、危険がない限り、また、人に迷惑をかけない限り叱ることや注意はできるだけしないようにしましょう。
しつけの時に叩く行為は祖父母は許されるの?
孫を預かっている時に叱った際に叩くという行為は良いものなのかが問われますが、基本的には叩かないで口頭で理解してもらえるのであれば叩く行為には賛成できないという親や祖父母がほとんどです。言っても聞かない場合には根気よくその場で言い聞かせるようにしましょう。
叱った時につい叩いてしまったという時は、必ず孫を抱きしめる行為は大事ですから叩いた時には必ず抱きしめてあげましょう。
大人が子供に手をあげると子供もお友達や一緒に遊んでいる子に自分の意思が伝わらないような時に叩いて表現をするようになってしまいますから、親や祖父母はたたく行為はできるだけしないように心がけしましょう。
叩かれても叩かない子育て方法
一緒に遊んでいる子から叩かれるようなことがあったりしますが、叩き返そうとして手を振り上げる行為に気が付いた際は、振り上げた手を握って我が子をギュッと抱きしめて優しく言い聞かせることは大事です。
親や祖父母は、感情的になったり、しつけに厳しくなりすぎないように気を付けるようにすることも大事です。
ストレスが溜まってきたと感じている時は、自分なりの発散方法を見つけておいて発散しておくことも大切です。感情的にならないようにいつも冷静な自分でいられるようにコントロールをしていきましょう。