躾には年代の差があるの?
息子娘と孫との同居は、楽しいことや喜び、困っている時など互いに助け合い支え合い苦楽を共にする何物にも代えがたい大切な家族です。
たまに遊びに顔を出してくれる息子娘夫婦や孫たちは、楽しく遊んだり、夕食を囲んでの団らん、行楽シーズンに一緒に楽しんだりとたくさんの思い出を作ってくれます。
日々過ごしている中で、ちょっとした些細なことから子育ての方針の食い違いがおこったりします。それは、「・・に口をださないでください」 「・・に手をださないでください」と息子娘夫婦の子育ての方針に対して起こる出来事です。
躾問題については、「じぃじばぁば」も同感である反面、「えっ」と首をかしげることも起こるといいます。
躾は、字のごとく「身」と「美」で作られています。意味は、「人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。概念的には伝統的な子供への誉め方や罰し方も含む(wikipedia参照)」てつと書かれています。
基本的には、人間関係を円滑にできるようにするための知識を身に着けていくことではないかと思っています。心屋伝之助氏が『躾とは教えるという事ではなく、親自身が身を美しくし、子供に見せていくことが本当の躾』とも言っています。
時代の変化で、祖父母が体験の押し付けにならないこと、昔は良かったことが今の時代では好ましくないようなこともあります。
親子の間であっても ≪親しき仲にも礼儀あり≫ を守っていくことも大事なことかもしれません。
どこまで言っていいの?
躾問題については、「じぃじばぁば」はどこまで言っていいのか、思案にくれることもあります。
良かれと思って孫に言っていた事が息子娘夫婦にとって悪しかれになっていることです。
「じぃじばぁば」がかつて息子娘にしつけていたことが、息子娘夫婦はいいとは思っていないこともあったりします。
例えば、
① 2~3歳になれば、スプーンやフォークを使って自分で食べるようになります。早い子ではお箸を使える子もいます。孫がスプーンやフォークで遊びながらいつまでも食べているからと、「じぃじばぁば」が「無理して食べなくてもいいよ」と食事を終わらせた後に起こる、孫からの『お腹が空いた』と言われれば「○○、食べる?」と声をかけたりしますが、息子娘夫婦から「けじめもなく、甘やかしすぎ・・・」と言われてしまいます。
② 孫は、息子娘たちとの決め事に対して物事がやりきることができなく困って泣いていたりすると、「じぃじ、手伝ってあげようか・・」「パパやママに手伝ってもらったら・・」と手助けを促したりします。そんな時、息子娘たちから「自分の決めたことは、最後まで自分でやらせたいので、子供を甘やかさないで・・」 などと・・・。
「じぃじばぁば」は、孫の補助的立場であることを常に理解しながら、息子娘たちの子育ての方向性の確認をしながら孫の成長に沿って接していくことが好ましいのかもしれません。
わかっていてもつい、甘やかすことになってしまうことに申し訳なく思っていても、またしてしまう行為に結構傷ついていたりもしますが・・・、家族関係が上手くいくように補助的立場であることを常に認識していないといけませんね。