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娘が妊娠初期に便秘を乗り越えた方法

妊娠すると心身にさまざまな変化が起こりますが、特に妊娠初期の便秘にはどのように対処するのがベストなのか、娘と一緒に試行錯誤したこともありました。

 

結婚をした娘も妊娠初期の頃につわりと便秘で苦労しましたが、食事や水分の大切さなど医師の指導や書籍やネット情報や過去の経験を取り入れながら乗り越える体験をしました。その体験を綴らせて頂きます。


つわりの時の便秘の苦しみ

初期の頃には、便秘になったことがない人も便秘になったり下痢気味になったり、つわりの嘔吐が重なるとかなり苦しい状況になります。

 

便秘の体験をしたことがない娘がつわりが続く頃から便秘になり始め、妊娠すると便秘になりやすくなることを知る機会となり、母子ともに健康でいられることのありがたみも同時に体験する事となりました。

 

妊娠から出産までの流れや産後の母体の変化などを、夫婦で知っておくことの重要性も便秘やつわりの大変さで知るきっかけとなりました。

 

妊娠をして便秘になる原因

  1. 女性ホルモンの分泌
  2. 子宮に圧迫された腸
  3. 妊娠による心身のストレス
  4. 水分と食物繊維の不足
  5. 運動不足

バランスの取れた食生活や運動は欠かせない事を知り、体にあった食事や運動を心がけた事でかなり便秘が改善されていったことは、とてもいい体験だったようです。

 

第二子を授かった時は、初めての妊娠の時の経験を生かしたこともあって、便秘で悩むことはほとんどなかったようです。

1. 女性ホルモンの分泌

 

妊娠すると体に変化が起きてくることから不安になったりしたようですが、母体や胎児の状態を知り胎児の成長を感じていくことで心身が整っていった経験をしました。

 

 妊娠前には、プロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンが受精卵を着床しやすくするために子宮内膜を整えています。妊娠すると胎盤を完成させるため卵単から分泌され、赤ちゃんの体が形成されるために必要なプロゲステロンが増加します。

赤ちゃんの成長の手助けをしている子宮内は、体に入ってきた栄養を逃がさない状況を整え維持するために摂取した栄養を蓄えておくようになります。

 

2. 子宮に圧迫された腸

妊娠によって下腹部の圧迫感を感じた頃に便秘になり始めた娘は、つわりの辛さもあって初期の頃は横になっていることが多かったせいか便秘が続いていました。

 

妊娠すると赤ちゃんを守り成長させるために子宮が大きくなり、そのために胃や腸が圧迫されることで便通が悪くなり便秘になりやすい傾向になってきます。

摂取した栄養を保持するために、腸のぜん動運動の働きを弱め腸の動きを鈍らせるために便秘が自然に起こるようになります。

便秘になった事から妊娠について雑誌を読み詳しく知る機会となり、運動の重要性を知り体調が悪いからと理由付けをして寝ている時の方が、体に良くないことに気付かせてもらいました。

特別な運動はしていませんでしたが、無理をしない程度に歩く事だけでもかなり体調もよくなっていきました。

3. 妊娠による心身のストレス

妊娠したことから体に変化が起き体調がすぐれず、疲れやすくもなり肉体的ストレスが次第に精神的にも影響してストレスを抱えるようになっていたようです。

 

受け止め方でストレスを感じることになりかねませんから、物事は良くとり、明るくとらえることでかなりストレスが緩和されていたようです。

 

娘達もリラックスできる曲を聞きながら、お腹の赤ちゃんに優しく声掛けをしている姿をよくみかけていました。

 

4. 水分と食物繊維の不足

つわりの時は、水さえも飲む事が辛く感じていたようです。

水分を取らないと益々便が出にくくなり、硬い便になる時の辛さは耐え難いものがあったようです。

 

我が家では、小梅を塩分控えめにして紫蘇を入れない梅干しをつけています。

 

体調の悪い時や胃腸の調子が悪い時には、カップに1個の梅干しをいれお湯を注ぎ入れて飲んだ後は、胃がすっきりして体が楽になるため、つわりの時には娘達は小梅にお湯を注いで飲んでいました。

 

便秘の時には、ゴボウとコンニャクと椎茸と人参を煮た食物繊維が体に合ったのでしょうか、便秘も解消されていきました。

 

妊娠初期に起きるつわりの時期は水分や食事が十分とれなく、子宮が大きくなることで胃と腸も圧迫されておこる便秘も水分補給を工夫したり、食物繊維を摂ることで解消されていきました。

羊水を子宮内に貯めておくために体内の水分量の補給が必要になってきますが、そのため水分が不足すると便秘しやすくなりがちです。

繊維質が多い食品が不足したり、水分の摂取量が不足することで起こる便秘や硬便は、切れ痔(裂肛)になりやすくなります。

5. 運動不足

娘の体験から、つわりで気持ちが悪いと横になっていることが多い時ほど、胃腸の調子が悪く、自宅周辺を数分散歩するだけでも体調が回復していました。

 

副交感神経を活発にさせることで、胃腸の動きを正常に保ちます。副交感神経はウォーキングなどの適度な運動量で腸の運動を活発にしてくれます。運動量が減りやすい妊婦さんは便秘になりやすくなるため、必要量の運動は日常生活の中で必須となってきます。

 

便秘の改善・解消方法

便秘は比較的女性に多いといわれていますが、妊娠すると益々便秘になりがちです。

 

二人の娘達は、妊娠する前までは快便だったようでしたから、便秘の辛さを初めて知ったようでした。

 

妊娠して便秘になる原因を知ったことで娘がした便秘の対策は

  •  適度な運動をする
  •  水分補給をする
  •  食物繊維を摂る
  •  音楽を流しておく

心身をリラックスした状態を心がける生活や適度の運動や食生活などはとても大事だったと痛感します。

娘達は、自分達がお腹にいる頃の母親の気持ちや健康状態や胎児への思いなどを聞きたがることが多く、親子で散歩をしながらの会話で安心感と笑いながら歩いていることで体調も整い便秘も改善したことを記憶しています。

 

1. 適度な運動

運動は、体力が付くことから適度な運動やウォーキングなどの指導を主治医からも頂いたようです。

 

お腹が大きくなることで体力もいることや出産のときなどは赤ちゃんを生み出すには大変なエネルギーが要求されます。

毎日続けられ、無理がない事が一番いいという事から、

娘達がした運動

  • できるだけ歩くように心がけた
  • 家事もなかなかの運動になる事から拭き掃除は細目にしていた

 

運動をすることで新陳代謝もよくなり、体力もつくことで出産時に使うエネルギーの消耗にも余裕が持て、産後の赤ちゃんへの愛情も余裕をもって接してあげられます。

 

2.水分補給

水分補給の大切さは、妊娠することで母体に脂肪が増えてきて、必然的に基礎体温も上がってきます。

 

『水分を摂取することは尿量が増え膀胱内や尿道にいる細菌を洗い流してくれるなどさまざまな体の不調が予防されたりしてくれます。特に妊娠中のママと赤ちゃんの健やかな発育などの健康維持に十分な水分補給が必須』と主治医からお話を頂きました。

 

水分補給は、健康体の人にも大変重要なことで水分不足は便も硬くなることから、肛門が切れてしまいかねません。

知り合いの娘さんが体験されたことですが、切れ痔になるとその箇所の部位が弱くなり硬い便をするたびに切れやすくなっていたようですから、水分補給の大切さを教えてもらった事がありました。

 

ママの子宮には赤ちゃんの成長とともに大量の血液が必要のようですから、赤ちゃんがいる子宮がサラサラの血液を送るためにも水分はこまめに補給をしたいですね。

快便にお薦め

  • 小梅を減塩でつけた梅干を1個
  • お湯
  • マグカップ

一杯目は、お湯を注ぎ飲みますが、二杯目は梅干しの身をほぐして飲むようにすると、美味しさを二度味わう事ができます。

 

3.食物繊維を摂る

食物繊維を極力とることの重要性は、上の娘で体験をしました。

娘の相性が良かった野菜は、ゴボウとコンニャクでした。

特にゴボウとの相性が良く、煮物にも混ぜご飯にも肉のゴボウ巻きにして料理をしたものまで快便でした。

朝食のお味噌汁は、食物繊維の野菜たっぷりの具だくさんにして食べていました。

お味噌汁に入れていた野菜は

ゴボウ、人参、里芋、大根、豆腐、コンニャク、油揚げ、白菜を入れていました。

つわりで調子が悪く便秘気味でしたが、何故かこのお味噌汁とゴボウとコンニャクと椎茸の煮物だけは食べられたことで元気にしてもらえました。

 

子宮にいる赤ちゃんが成長することで胃や腸が圧迫されて消化機能の働きが悪く便秘になりやすくなってきます。

運動や水分も重要ですが、食物繊維の必要性も大きく便秘を防ぐ食品としてお薦めです。

食事をとるときには、お味噌汁の中に食物繊維の多い根菜野菜や海藻などを入れて、豆類、きのこ類など赤ちゃんの体を作るために必要な栄養素も含め便秘を防ぐ食品を気遣いながら摂取してけたらいいですね。

 

4.  好きな音楽を流しておく

妊娠初期の頃はちょっとしたことで不安になったりしてしまいがちでますが、クラシック音楽やご自身の癒されるお好きな音楽を流しておくだけでも心が落ち着いたりします。

 

娘達もクラシック音楽や好きな音楽で心がかなり癒されていたようです。

不安や何かしらにストレスがある時などは、お腹の赤ちゃんと一緒に音楽を聴いて未来訪れる赤ちゃんとの幸せな日々にしたっていましょう。

 

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