よくある悩み・トラブル

「孫離れうつ」が高齢の祖父母を襲う

「孫離れうつ」という聞きなれない言葉ですが、孫の面倒を見てくれていた高齢の祖父母に増えてきています。

 

「孫離れうつ」とは、孫の成長で祖父母が孫の為にすることがなくなったことから張り合い・やりがいをなくして「うつ病」のようになってしまう状態の症状です。

 

子育てを親の代わりにしてくれる両親に襲い掛かってくるもので、子供夫婦が共稼ぎであったり、シングルマザーなどで、孫の面倒を一手に引き受けてくれ、親も子や孫のためにと一生懸命になってくれているのですが、孫の成長と共に祖父母の役割もだんだん少なくなっていくことから、張り合い・やりがいがなくなることから「孫離れうつ」の状況が出てくる人が増えています。

 

「孫離れうつ」は何故なるの?

老齢になるとうつ病や認知症になる人が増えてきますが、「孫離れうつ」も軽度な症状の「うつ病」と言われています。

 

その「孫離れうつ」は、共働きの両親が子供を保育園に預けたくても空きがないため、祖父母が家庭で子育てをしていて子育てが生きがいになっていたが、孫の成長と共に役割がなくなりやりがいとなっていた子育てがなくなっていくことで喪失感がおき「うつ病」の状況に陥っていきます。

 

高齢者に多い「生きがい」があることで、生きる張り合いとなっていること、役に立っていることで大変と感じることがあっても毎日を楽しんで役割をはたしていてくれています。

 

小学校中学年になると、子供もしっかりしていき計画を立てながら自分のすべきこともできるようになっていきます。高学年になると多方面の自立心が芽生えはじめ、祖父母に頼ることもなくなってきます。

 

中学・高校になると思春期や反抗期が始まることで、親や祖父母の言動が疎ましく感じるようになり、育ててもらった祖父母に対しても「触らないで!」「ほっといて!」、さらに強い言葉になると「クソババァ!」「うざい!」「傍に来ないで!」という言葉でショックを隠せないという祖父母が寂しさや張り合いがなくなってくることなどで「うつ」になる傾向がみられます。

 

また、孫の成長で家を出て大学や社会人になることでさらに関係が希薄になることから、生きがいが孫だけであった場合の祖父母は、張り合いをなくすことで「うつ」になっていくこともあります。

 

孫離れをしても「うつ」にならない対策はあるの?

一般的なうつ病は、「うつ病」がなぜ起こるのかの原因や発症メカニズムのはっきりした理由は残念ながらわかっていません。 精神的・肉体的疲労が継続すると脳内の「セロトニン」や「ノルアドレナリン」の神経伝達物質の働きに異常をきたしてくることでさまざまな症状が表に出てくる病気とされています。

 

「うつ」になる症状には、辛い・苦しい・寂しい・親しい人との別れなどのネガティブな思い、その逆に昇進や結婚などの明るい出来事にたいしても「うつ」状態になることもあります。

 

「孫離れうつ」になる場合は、張り合いや役割がなくなったことへの寂しさであれば、「孫離れうつ」の予防の措置は孫の面倒を見ている時から、趣味や人との交流時間を持つことで孤独感を感じないようなかかわり方を持っていく事が大事になってきます。

 

年を重ねてくると肉体的に無理がきかなくなってきて人との交流範囲が狭まれていきますから、無理のない範囲で市や自治体のコミュニティの会場を利用して近隣の方たちとの交流を楽しむ事もいいですね。

 

孫育てだけに時間を注ぐことにならずに、広い範囲でご自身の人生の楽しみ方もできるともっと楽しめるようになるのではないでしょうか。

 

私の知り合いに、孫と英語を覚えることでご自身が英会話に興味が湧き、英語を勉強してトラベル英会話を話せるようになったおばあちゃんがいます。

孫の成長と共に、おばあちゃん自身が寂しくならないようにと絵手紙教室などに通うことも考えているようです。

 

年を重ねると気弱になりがちですが、祖父母も大切なご自身の人生ですから大事に未来を生きていきたいですね。

 

 

ご自分の未来は、ご自身が決めていく事です。息子娘の子供の面倒は喜んで見ても祖父母は祖父母の人生を大事にすることも大変重要に思います。

 

祖父母も子供たちも、そして孫たちもそれぞれが幸せな環境がつくれるように自身の生き方を大切にしあえるようにしていけたら幸せですね。

 




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