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孫の世話をしたくないと思う祖母おかしい?!

 

孫が授かったことに喜んで孫の面倒を見たがる祖父母もいれば、孫が授かったことは嬉しいのだけれど、世話はしたくないとの考え方で嫁や娘と祖母が上手く付き合えないでいるケースも起こっています。

 

時代の発展に伴い老いも若きも多くの楽しみが増えることから、祖父母世代の人たちが孫の面倒よりも自分たちの娯楽や習い事、年を取っていても自分を高めることに興味を示していたり、仲間との交流を大事にしたり、仕事を続けていたりと息子娘夫婦が望む形とは違っていたりもします。

 

孫の世話をしたくないと思う祖母おかしい?!考え方の相違

息子娘は子供ができた事で、祖父母が孫の事を考えて何かと動いてくれると考えている方は案外多いのではないでしょうか?

 

可愛い孫に会いたいと思って待ち焦がれていたのであればなおさら、孫に合わせてなにかと動いてくれたりすることが当たり前のように思っていたのだが…。

 

中には祖父母の考えいることと息子娘が考えていること大きく食い違っていることもあって、祖父母によっては産後の数週間は見てもその後は「二人で頑張ってね」と子育ての協力をしてくれないこともおこってきます。

 

孫の世話を手伝ってくれると思っていた息子娘夫婦にとっては、孫の世話の協力を断わられることを予期していなかった事であれば驚きは隠せません、ましてや祖父母が勤めているわけではないのであればなおさらです。

 

祖父母によっては、孫の面倒を見ていく内に、体に負荷がかかり孫の面倒を見た事から体を悪くしていき、老後が心配になり動けなくなれば息子娘夫婦に迷惑をおかけてしまうと考えたり、老後の不安を感じたり、愉しむ事もできなくなることも案じ孫の育児の協力を断ってくるケースもあります。

 

祖父母の生き方や考え方を、孫が生まれて来たことで知るきっかけになることで息子娘夫婦が共に助け合って生きていかなければないことを知り大きなショックを受けながら受け入れせざるを得なくなります。

他者にされる事にはあきらめもつきますが、身内であり信頼している両親からの対応になると息子娘夫婦も一時は、距離を置かないと心が折れそうになることもおこります。

 

祖父母が孫育ての協力を断る理由

祖父母が孫を可愛いといいながら孫の面倒を見てくれないことに理解できないと感じる息子娘にとって、甘えていることなのだろうかと思ったりしがちです。

 

「マタニティブルー」ならぬ「孫ブルー」と名付けた河村都さん(70)
著書『子や孫にしばられない生き方』で知られていますが、親子のお互いの人生を尊重し合うことで、互いの人生を生きていく生き方が綴られています。

 

高齢となった祖父母たちが体調を崩して不満を抱えながら孫育てをしていることが本当にいいのか、孫の弁当作りや孫の買い物等に使うお金の問題、自分たちのしたい事への時間を割いたりと不満を抱えていることがわかってきたことが理由です。

 

「断ったら嫌味にならないかしら」

「娘を応援できないとかわいそう」

といった罪悪感が、祖母たちの不満になっていることを指摘しています。

 

祖父母であっても自身の言い分をしっかり息子娘に伝えると共に理解をもって祖父母の大切な時間を考える必要があることを訴えています。

 

次世代の息子娘夫婦は、いろいろな考え方があって見てもらえないのであれば自分たちで頑張るより仕方がないと思っています。高齢であれば、無理をさせることでさらに自分たちが今後負担を抱えるようなことになることを考えると自分たちでと思ってもいます。

 

孫との関わりを大事にしていたいと孫育てを楽しみにしている祖父母もいます「イクジイ」という言葉も生まれて、祖父が積極的に孫育てに協力している家庭も現れてきています。

 

現役世代の共働きの息子娘夫婦に負担を軽減するためにも三世代の同居を支援するため政府も住宅リフォーム補助事業など動いています。

 

 

強い口調で言う祖母の例として

「実家に子連れで来られると疲れるのでできるだけ帰省しないでくれ」
「私の人生があるので老後を孫の面倒でつぶされたくない」
最近は子育てを祖母が手伝って当然と思ってる母親が多い事の不満が起きてもいます。

河村都さんの娘家族との決め事

*祖母のリビングに孫のおもちゃを置かない
*夜20時以降は手伝わない
*部屋を訪問するときは、事前にメールで都合を聞いたうえでノックする

 

情報化時代となっている現代、いいこともそうでないこともいろいろな情報が飛び交っています。

 

今いる環境に沿えるかどうかを見据え考えながら大切な家庭環境を大事にし、参考になることは取り入れ、息子娘夫婦と祖父母の考え方がしっかり理解しあえたうえで、コミュニケーションがしっかりとれていて、互いを尊重し合える環境づくりがされている場合である事、しっかりしたコミュニケーションが親子で出来ていることが最も重要です。




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