新型コロナウイルス感染予防対策として学校休校で起きていることは、困っている家庭が増え始める一方で家族の絆を深めた家庭もあることです。
最初の休校の3月頃は子供達も学校が休める・お友達と会えなくて寂しいなどと複雑な気持ちでいた時期から、4月に入っての休校には各家庭で子供と話し合いながら家族が助け合う話が聞かれます。
コロナウイルスで知った子供の順応力の高さ
娘と孫も休校が始まった頃はイライラした様子でしたが、1週間が過ぎ2週間が過ぎた頃から、世界で起きている状況をYouTubeなどの動画から学び知ったことから、親子間で助け合う行動ができるようになり、
- 命の尊さ
- 決め事を守る大切さ
- 今自分のすべきことは何か
の重要性を知るきっかけとなったことです。
また、海外在住の娘の子供(6歳と3歳)も最初の頃は、外出禁止令が出ても外出好きだったこともあって当初は大変だったようですが、出長が多く自宅に帰るのが遅い大好きなパパが毎日いて数時間遊んでくれたり、自宅で仕事をする風景や世界で起きている状況をYouTubeを見て知ることで世間の様子がおかしいと察知したらしく、買い物に行くといってもついてこなくなるほどになったようです。
日本でも起こりましたが、備蓄品の買い出しも殺到した時期が少しずつ治まってきているようですが、用事があって出かけた時にスーパーが長蛇の列になっている姿を見て子供は驚き、娘は子供が小さい事や夫に出張が多い事から早めに買い出しをしていたことで混雑に巻き込まれることがなかったことに安堵したようでした。
このような周りの状況や親の様子や親しい人たちの助け合う状況などを見たり、大好きな学校の休校を長期体験することから、我が儘を言うことよりママのお手伝いをしようとしてくれたり、やっても良い事とやってはいけない事を理解しながら話を聞こうという意識が短期間で変革したようです。
弟がママを困らせている時には、「ママを困らせてはダメだよ」「僕のおもちゃ貸してあげる、一緒に遊ぼ…。」と弟に優しく声をかけてくれることが多くなったようです。
ママが疲れて元気がない時は、「パパ、ママが元気がないね!」と家事の協力をしてくれるようです。
娘曰く『子供には今の状況を察知する能力が備わっているのかしら』と今までとは違う上の子の言動の変化を感じているようです。
子供の精神と学習と体力について
近くに住んでいる娘は2時まで仕事をしていますから、娘が帰るまで私が孫達と過ごしています。
学校から出された宿題は、少なくこれでいいのかなと思う程だったそうです。
今後の自宅での自主学習や日常の生活をどのようにしようかと考え子供達と決めていくことで、思考力や自立心も育つことから家事も協力・出来る事は分担することなど助け合い共生し合うことで家族の絆がつよくなってきたと言っています。
社会に緊急事態が起きた時の子供達から感じ取ったことは、
- 順応力
- 適応力
- 思考力
- 判断力
が生まれながらにして備わっているのではないかと思われる事が起きています。
反抗の酷かった孫がこの出来事の遭遇に対し敏感に受け止め、生活面や学習面や家事の協力等一番積極的に動いている様子です。
孫の変化に娘が驚くことが多いとのことです。
またご近所でも同じことを聞きます。
子供の学習
学校が臨時休校になる事から、子供の帰宅時間に合わせて働いている母親にとっては臨時休校だからと仕事を辞めることができなく、
5年生の孫は、4年生の復習と5年生の予習を四谷大塚の問題集で時間や学習内容を決めて取り組んでいます。
3年生の孫は、2年生の復習と語彙の問題集、3年生の予習は文部省のホームページから問題集をコピーして学ぶ学習方法です。
文部科学省のホームページの「小学校における学習支援コンテンツ」からも学ぶことができますから、学習面で気になる方には以下を参考にして頂ければと思います。
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00452.html
アメリカに在住の娘の上の孫の学校は休校になると同時に、勉強はZOOMを使ってオンラインの授業が始まり、夏休みが始まるまで自宅での勉強だそうです。
下の孫の幼稚園も、やはり幼稚園でしている読み聞かせや運動もオンラインです。
小さな子のオンライン授業は、親がつきっきりとなり母親の負担がかなり重くのし掛かってきているらしく、娘の弱音を久しぶりに聞いたほどでした。
知り合いが経営している塾も個別オンライン授業に切り替え、生徒さんの学習が伸びていく為に試行錯誤をしながらパソコンを利用した方向性で進めています。
子供の運動
外出禁止になると運動不足になり体力の衰えを感じるようです。
10歳になる孫は久しぶりに走った感想が
「全力で走ろうとすると転びそうになる」
と自己の体力が弱ったことを痛感したようです。
週に一回通っていたサッカークラブも休止となったことから、今は午前と午後30分ほど外で体を動かし、室内では、柔軟体操や足相撲・手押し相撲・ツイスター遊びなどをして体を動かしています。
休業要請が囁かれる時期、家族で楽しめる時間、一人でも楽しめる時間が作れるような工夫が必要になってきています。
大切な家族が力を合わせて過ごす工夫をしていきたいですね。