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二世帯・2.5世帯住宅のタイプ別メリット・デメリット

親世帯と同居の二世帯住宅でも問題を抱えている件数が多い中、2.5世帯同居の問題も起きています。

 

二世帯住宅の同居は親世帯と子世帯の二世帯となりますが、2.5世帯とは、子世帯と親世帯に独身の兄弟姉妹と一緒に暮らすというスタイルです。

 

二世帯住宅も2.5世帯住宅にも当然メリットもデメリットもありますが、建物内で二世帯分離や完全同居も、共有空間の分け方や使い方をよく理解した上で今後の良好な家族関係を築くためにどのような建て方がベストなのかを知っていく必要が出てきます。

 

今現在、別々に住居を構えていることで義実家・実家の両家とも上手くいっていても、いざ同居することになると今まで気が付かなかった気になる点が浮き彫りなるようなこともおきてくることがあります。

 

二世帯同居・2.5世帯同居を迫られているあなた、メリットとデメリットを知ってみましょう。

 

二世帯・2.5世帯住宅のタイプ別

親世帯と子世帯で家を建てる前に考えていくことは、家の間取りをどのようにしていくかが問題になってきます。

 

二世帯住宅を検討している方と、2.5世帯住宅の検討をしている方もいらっしゃいますが、0.5世帯は独身の兄弟姉妹が親と一緒に暮らしている状態ですから、同居するにあたって親世代と子供世帯が上手く交流するためにどのような間取りが一番理想的なのかが問題になってきます。

 

二世帯住宅の同居にはいろいろな同居のタイプがありますから、親世帯と子供世帯がどのように関わっていく事がベストなのか親子でしっかり考え完全分離にするのか、一部分を共有部分にするのかでもよく話し合って決断を出していくことは欠かせません。

親世代の価値観と結婚をした子供世帯の価値観が異なるうえに、兄弟姉妹との価値観や考え方の異なりからくる深刻なトラブルも避けられない状況を作ることになる可能性を秘めているからです。

 

同居の選択方法を見誤ると深刻なトラブルへと発展していくようなことになるとも限りません。同居するにあたって知っておきたい二世帯住宅のタイプを先ずは知ってみましょう。

 

二世帯住宅の3タイプ(種類)

二世帯住宅にも、それぞれの家族が上手に程よい距離間をもって交流するタイプと全く常に行き来をしない分離した建て方があります。

 

それぞれの家庭に関与し過ぎないように考えている場合であったり、資金面の問題を考えている場合、また親世帯と子世帯が助け合ったいい距離感を保ちながらの絆の深い環境の家庭関係の場合などがあります。

 

先ずは、二世帯住宅のタイプを知ってみましょう。

  • 完全分離
  • 一部共用(共有)
  • 完全同居

という3タイプがあります。

 

二世帯住宅のタイプ別の特徴を簡単に知ってみる

完全分離型には

  1. 敷地内に2棟の建物がある
  2. 一棟の建物が左右に分離していて1ヶ所の内部のドアで繋がっている
  3. 一棟の建物が一階と二階で住居が分離している

一部共有型とは

  1. 住居はそれぞれある
  2. 共有部分とした居間・台所・玄関

完全共同型とは

  1. 寝室はそれぞれ別
  2. 共有部分は玄関・台所・居間・風呂・トイレ

 

二世帯住宅のメリットとデメリット

 

二世帯住宅には、いろいろなタイプがあることを理解して頂けたかと思います。

 

親世帯+兄弟姉妹との関わり方と資金面、いづれ訪れる相続についても親世帯も子供世帯も考えていくことからスタートしていきましょう。

親世帯と子供世帯の同居のメリット

親世帯と子供世帯が一緒に住む事でメリットもデメリットも当然起こってきますが、メリットの面を深堀してみましょう。

 

同居のメリットについて

■ 二世帯住宅の最大のメリットは、お金の支払いの金額の負担が軽く抑えられることです。

■共稼ぎの息子娘家族と同居の場合には、祖父母に子供の面倒を見てもらえるという安心の大きなメリットがあります。孫も祖父母がいることから寂しさもなくなり愛情豊かに育っていき子供にとって大事な環境となっていきます。

■親の土地に建てる場合には建物だけの負担になり一件分の支払いが少なくて済む分、子供の学費に回すこともでき余裕も生まれてきます。

■親の体調が優れない時は、すぐに対応もできることから不安な面が除かれます。

■建物が老朽化してきてリフォームをしたとしても一件分の支払い負担も少なくてすみます。

■二世帯住宅を立てることで、国や自治体から補助金も受け取る事ができます。

■税金面でも、二世帯の分離した建物と証明されれば、税金の負担が軽くなります。

 

親世帯と子供世帯の同居のデメリット

二世帯住宅のデメリットは、干渉過多になる親の場合は相手側が疲れてしまうことから、せっかく建てた二世帯住宅であっても子世帯が家を離れることが世間では多く聞かれます。

 

私の知り合いにも、大変仲のいい嫁姑関係ということもあり、資金面や親の老後を考慮、税金面や子供が手のかからなくなった頃に共働きを考え、祖父母に協力をもらって孫の面倒を見てもらえるということも考えての二世帯住宅の一部共用(共有)型の建物を建てたのですが、祖母が子供家族への監視が日に日に強く特に孫の育児に関して特に厳しく息子家族と上手くいかなくなってしまい一時的ではあるようですが賃貸を借りて別居している方もいます。

 

知り合いの子供家族の方が言うには、二世帯住宅でも完全分離型建物の方が祖父母から過度な干渉をされることが少なかったのではないかと悔やんでいました。

 

その方の祖母は趣味もなく、近隣の交流も少ないこともあって家族への依存や干渉が多方面に目が行きはじめ何かと口を挿んでいったようです。

 

特に孫の育児に関して何かと意見や注意が多くなり子供の教育方針にまで口を挿み始め孫たちが祖母がくると怯えるようになった事がきっかけとなり別居に踏み込んだことが理由のようです。

 

育児や生活に口を挿まれることは当然ながら、親子であっても人間関係に亀裂が生まれることは必然であるため、親子関係に亀裂を作らないためにデメリットを知って同居のタイプを選択していくことは大切になってきます。

同居のデメリット

■ プライバシーの確保の困難があります

■ 常に多方面に気遣いをしている

■ 入浴の時間・順番の不自由さがあって好きな時に自由に入れない

■ 食事の好み・時間帯が異なる

■ 子供の育児方針に口出し

■ 同居の両親の他界により親名義になっている土地や建物を兄弟から相続問題が起こり相続のトラブルが発生し、金銭に余裕がない場合は土地建物を売却する事もおこる。

 

 

親子であっても一家庭を持てば価値観も異なってくることを、知っておく大事さも同居するにあたっては必要であることを教わります。

 

二世帯同居にあたっても3タイプの中から、自分たち親子はどのタイプが互いに大切にし合える環境になるかを考えて決めていくことはとても重要であることを知ってもらえたのではないでしょうか?

 

同居は、2.5親世代となると子の兄弟との関りもできることから完全分離型にすることで、程良き距離感が保たれることから問題等も比較的起こることが少なくなります。

 

互いのプライバシーが確保される事は、問題も起きにくくなる代わりに同居プランしだいによっては金銭的な負担が大きくなることも出てきます。

 

親の名義になっている土地や建物の場合には、相続の事についてもトラブルにならないように親子兄弟でしっかり話し合っておくことも必要あり重要です。




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