孫と祖父母に距離感があって、孫と祖父母の関係が上手く円満な交流ができないで関わり方を悩んでいることがあります。
その原因はいくつか考えられますが、十分に満ち足りて不足がない円満具足(えんまんぐそく)はなかなか難しく、それぞれの立場やそれぞれの思い、ちょっとした心遣いの足らなさで祖父母や子供夫婦、孫との関わり方が大きく変わってしまいます。
血の繋がりが濃ければ濃いほど思いやりや心遣いがおろそかになっていったりすることの原因でもあったりします。
何気ない言動が思いもよらない捉えられ方をされて、そんなつもりで言ったりやったりしたわけではないのにということがおきたりします。
よく耳にする『 誤解されちゃったみたい 』
ちょっとした誤解こそが、祖父母と孫の関係を崩してしまっていることがあったりします。
誤解していることを説明しようとした時に自分都合の言い訳をすることによって、さらに関係を悪くさせえてしまうことになりかねませんから、孫や息子娘夫婦との関係を円満かつ円滑にしていく方法を知っているとありがたいですね。
孫と祖父母との関係を円満かつ円滑にするための参考になれば幸いです。
孫と祖父母が円満に進まない理由
孫と関わりを持ちたい祖父母、そして祖父母と関わりを持っていたい孫、両者ともに関わりをもっていたいにも関わらず、何故か上手く関わりを持てないでいたりするのには理由があります。
なぜ、孫と祖父母が円満な関係が築けないのかをあげてみましょう。
- 祖父母が孫可愛さから過干渉
- 子供世代の子育てに祖父母が意見
- 孫の親と祖父母の関係が上手くいっていない
- 祖父母の言動に好感が待てない
- 祖父母の都合も聞かずに頼まれる
- 孫のしつけに厳しい
- 祖父母に懐きすぎることへの不安
円満に築けない条件を7つ書き出しましたが、どの内容もすべては人との関わり方におよびます。
親子間であっても、大切な人とのコミュニケーションの取り方の大事さを教えられる気がします。
孫と祖父母の関係が円満でいるために必要な事
孫との関係を円満かつ円滑に関係を築くために祖父母も息子娘夫婦も共に、親子であっても子供の生き方、祖父母の生き方を否定することよりも肯定しつつ互いに協力し合うという寄り添いあうことが重要ではないかと思っています。
『親子だから』ここまで言わなくてもわかるでしょうからと、最後までお願いする内容や会話をしっかり伝えないで中途半端な対応からやってもらえていない事への不満が生じることもおきたりします。
甘えには小さなことから始まり、
次第にエスカレートしていくことになりかねません。
知り合いの娘さんがお母さんは孫が大好きだからいつでも都合をつけてくれるからと事前にお願い事を頼まないで、当日『 今から○○ちゃんを夕方まで見て欲しいから連れて行くわね 』との連絡が良く来るそうですが、おばあちゃんは孫が可愛いからと自分の都合をキャンセルして孫の面倒をみていましたが、ある日、父親が娘に『母親の大切な時間を奪うようなことがいいとは思えない』と叱られたようです。
それを言われた娘さんは、最初は理解ができなかったようですがママ友の言動が実母や義父母との関係に疑問を抱くようなことがおきたり、ご主人からも『甘えすぎだし、大切な人を傷つけているのでは…。』といわれたようです。
自分のしていることは案外気づかないもの、ところが身近で起きた親との出来事はママ友の両親との問題事などの会話や傍で大切に思ってくれている人の意見などに気づかされることがあったりするようです。
知らず知らずにしていた行為が、大事な人を傷つけていることにもなりかねません。
早いうちに対処ができれば、孫との関わりも祖父母との関わりも不満がなく物事が上手く運んで行く事が案外多いと、娘達家族と付き合っていて考えさせられたり思うことがやはりあります。
祖父母は息子娘家族の事を思いながらできること出来ない事を事前に連絡しておくことも大事ですね。
息子娘家族も祖父母の事を思いながらお願いする時には前もって連絡をしておくことで、祖父母に頼み易くなり気持ちよく引き受けてもらえれば、祖父母に手助けが必要な時は快く動き喜ばれれば、さらに互いにありがたい存在にもなっていきます。
孫と祖父母の関係は温かく見守る事?!
孫は基本的には祖父母が大好きで祖父母に会いたがりますが、稀に祖父母を嫌がる孫もいたりするようです。
またその逆に、親族間の付き合いではあまり好まれない祖父母が孫には好かれて孫が離れないということもあります。
◆ 祖父母との相性というものがあるのでしょうか?
祖父母が孫に対して良くしているように傍から見受けられても、孫が祖父母をとても嫌がる例もありますから、何を感じ取って嫌がるのか難しいものがあります。
知り合いに二人のお孫さんがいるのですが、おばあちゃんが抱っこすると泣き出し、他の方が抱いても泣かないという不思議な光景を目にしたことがあります。
私の抱っこが下手なのかしらと苦笑いをしていましたが、成長してもそのおばあちゃんが話しかけてきてもそっと離れていってしまいます。母親からお返事しなさいと注意をされるほどでした。
お孫さんの好きな食べ物をよくプレゼントされていますが懐かないということに少し寂しそうでした。
「お節介で注意ばかりしているからかしら...」とよく言われています。
◆ 不愛想で孫に特別よく接するわけではないのに、祖父母の側に行きたがる子供もいる
私の父などは、明治生まれの自身に芯を持った人で決して愛想はよくなく、善悪については物事はっきり言うことから怖がっている面もあるのですが、何故か子供たちはおじいちゃんが好きといっておじいちゃんの側に行ってはおじいちゃんの仕事の邪魔をしているとしか思えない行為をしているのですが、危険がなければ静かに何も言わず温かく見守っている父でした。
子供たちがおじいちゃんの所に長い時間いると「おばあちゃんが寂しがるから...」とおばあちゃんの方に行くように勧めます。
母も「あんなに不愛想なお爺ちゃんの側のどこがいいのか分からない・・」と不思議がっているほどでしたが、息子も娘も「おじいちゃんは、本当は優しいよ」といっては、おばあちゃんを驚かせていました。
子供が感じ取る思いは、大人が見ている見方とは違うのかと思ったほどでしたが、一緒にいて愛情を感じ取っている何かがあるのでしょうか?
面倒を見てくれ世話をしてくれるお祖母ちゃんはもちろん大好きだったようですが、大人から見たお爺ちゃんは不愛想で無口で頑固なイメージでしたが孫からはどこか信頼がおけて傍にいて安心感がもてる存在だったようです。
何気ない優しさをおじいちゃんから感じ取っていたとも子供たちは大人になって言っていました。
見えないけれどもどこか温かさを子供は感じ取る能力があるのではないかとさえ思ったりもします。
孫と祖父母の関係を円満かつ円滑にする方法の結論は、相手のすること言動に対して否定することではなく、温かく見守りながら望む方向性へと流れを作っていきながら改善できることかと思っています。
言うは易しかもしれませんが、祖父母も息子娘夫婦も相手の言動を否定することなく、先ずは聞き入れうけとめながら、改善する事がさらにいい方向性に進むことになるようであれば、改善策を提案する事が大事なように思っています。
大切な家族ですから、大事に物事を進めていきたいですね。