知人から「結婚をした娘の荷物の件」について、「実家は物置ではないですよ」とLINEをして娘の荷物を整理するように伝えたという連絡を突然頂くことに...。
家を出た子供の荷物の整理の話に娘さんも驚いたようですが、私も知人の行動にびっくり!
その奥に隠れているほんとうの理由が...。
結婚した娘の荷物!実家は物置ではないですよ!
娘が生まれて結婚するまでには娘の荷物は思い出を含めていっぱいです。
結婚をして新居を構えても、結婚した娘の荷物は実家の押し入れや収納庫にいっぱいおいてある事が多いと世間では言われています。
我が家もたまに、お部屋の奥や収納庫のお掃除をすると娘達の荷物に目がいき、懐かしく昔を思いだされました。
近くに住んでいる娘は、置く部屋がないからと子供の頃の思い出の品が置いてあります。
海外に住んでいる上の娘は、いつかは日本に帰ってくるからといろいろな荷物が置いてあります。
私の中ではそれは当たり前とばかり思っていましたが、嫁いでいった娘の荷物は整理することが望ましいという事が分かりました。
我が家は娘が嫁いで12年が経ちますが、2年前に帰国した娘に「私の元気なうちにあなたたちの荷物を整理してね」とお願いをしました。
預かっている荷物を整理する理由
- いつ親が他界するかしれない事情を説明
- 親が子供の荷物を預かったことで揉め事
- 跡継ぎの家族に手をわずらわせる
娘は「お母さんは大丈夫よ!」と最初は取り合わなかったのですが、「みんなに迷惑がかかるかもね」と片づけを始めた経緯がありました。
知人は、「実家は物置ではないわよ」とストレートに娘さんに伝えたのですが、本心は私が娘達に言った内容のようで安心しました。
「引き寄せの法則」の本が大好きという事もあって、60代過ぎの方の身近な方が他界していることから、言葉の使い方も慎重になっていることもあったのではと感じられます。
人の命は与えられたものと思っていても、友人の悲しみが深かった方が月日もたたないうちに突然この世を追うように去ってしまうと、身近にいる方は慎重になることも理解できます。
少し話がそれてしまいますが、私自身が60代になって50代とは違う症状が起きて体調が優れなく、母が姉に「娘達が60代に入った時に、今までとは体が変わる時期になるから大事にするよう伝えて欲しと母から頼まれていた」という話を思い出し...。
今は元気に生かされていますが、ここ4年程あらゆる個所に変化を感じた事は否めません。
元気なうちに、娘達が本当に欲しい物、私が終焉まで思い出を時々眺めて楽しんでいたい品を除いて整理することにしたことです。
それは残された家族によっては、自宅にある荷物をすべて確認して整理をする際に兄弟姉妹が置いてある荷物を声をかけずに不用品として片づけてしまったという事にもなりかねません。
親からもらっていた遺品が兄弟姉妹の荷物の中に入っていた事が問題になることもあるようです。
「実家は物置ではない」とは子の自立を促す言葉
「実家を物置にすることで帰省し易い」という姉の子のユニークな感性は大好きでした。
昭和世代の人達は、実家で暮らした自分の荷物を整理して嫁ぐという風習があったように思いますが、実家の母は「〇子は無理をすると体調を崩すからいつでも帰れるように普段着と必要な物は置いていきなさいね。」と今思えば大変な過保護でしたね。
我が家では長女が「お母さん、子供の写真や思い出の品をず~と見ていたいのではないの?」と大変純粋な感性です。
私も65歳になるとある程度の整理も必要であることを感じ、子供達一人一人の物事に対する思いや感性が異なりますから、自立した生活環境を整えておくことも大事なように思いました。
世帯主がなくなった後など、『しっかり整理されている家庭』と『整理されていなかった家庭』では異なり、『整理されていなかった家庭』にはいろいろな問題がおきてくることを見聞きすることで、身内の関係性が悪くなることも起こりかねません。
親が子供に自立を促し
整理させていく事は
親の役割でもある
とも思えます。
身近な大切な存在であるからこそ、しっかり自立した感性の中で一族が信頼し合い、助け合ったり、励まし合ったり、譲り合ったり、大切にし合うという事ができる関係でいられたら最高な家族であり親戚になっていくのではないでしょうか。
今は我が家では、娘達の物はほぼ残っていませんが、子供達との思い出は、アルバムであったり、旅行先で買った物や食器、インテリア、子供達から頂いたいろいろな物があちらこちらにあります。
娘達はというと、整理して思い出の品を身近に置いたことで、親子で関わった楽しかった事、親を困らせた事など過去の大切な時間を振り返ることになったようです。
荷物の整理は心の整理
- 子供がいう事を聞かなかったり
- 我が儘を言って泣いたり
- 反抗期で親子が傷つき合ったりした時
実家から持ってきた思い出の荷物を見るたび、自分の親もこんな感情を持っていたのかと、いつも愛情を持って接してくれていたことを思いかえることになるようです。
親は子育てをしているつもりですが、実は親は子供から育ててもらっていたことも気付く時が訪れます。
「子育ては親育て」と改めて実感でき大切な学びであると感じてきます。
子育てや孫育ての協力をさせてもらえる事で、人は豊かさを高めさせてもらっているのかもしれません。
【 ご参考までに 】
今は大変便利な時代になり、荷物を月額250円~預かってもらえる収納サービス企業があります。
箱に詰めて送るだけ。月額250円~の宅配収納サービス【サマリーポケット】を利用されている方もいます。チェックされてみてもいいかもしれません。
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